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2005年02月27日
Disco Volante / Mr. BUNGLE
FAITH NO MOREとしてツアーしているさなかにリリースされた2ndアルバム。どういうペースでレコーディングしたりしてたのかさっぱり知らないんだけど、ビッグなバンドに在籍しながらも自分の創作活動を自由奔放にくりひろげてくパットン先生です。ってこのアルバムを音楽的に引っ張ってるのはトレヴァー・ダン(ベース)とトレイ・スプルアンス(ギター)の二人みたい。このアルバム聴くと二人の凄さがわかるぜー。
1stと比べるとわかりやすいミクスチャーロック的な要素が減退して、ちょっとアヴァンギャルド系の色合いが強まった。パットンのヴォーカルも、歌だけではなく、さらに発展させて「声」を使った表現の面白さを追求しているような印象。気狂いサーカスで変態ピエロ大暴れ!な感じも随分弱まっているので一聴する限りやや地味な感じがするんだけど今作のキモはまさにその落ち着いた中に見せる狂気。もちろんはっちゃけてドコドコグジャグジャやってるとこも多いんだけど、それ以外のパートでの静かな中で感じられる不穏さ、不気味さ、緊張感みたいのが随分と魅力的。その不穏な予感どおり徐々に世界が崩壊していくような展開もあってすげーいい。1stはやんちゃな子どもっぽい雰囲気もあったんだけど今作はぐっと落ち着いたアダルトな変態ムード。正装の紳士にみえて、実はチャックが開いててチンポ出てますよ、みたいな。アコーディオンやキーボードのアナログな音色選びが妖しくモンドなムード醸し出していてかっこいい。
俺としては全パットン作品の中でもベスト3に入るほど好きな作品です。アヴァンギャルドで激しいパートからパットンの「つっつっつー」というムーディーなスキャット(?)、おじいちゃんの切ない歌、モンドなキーボードに乗った素っ頓狂なポップメロディーへと移り変わっていくCarry Stress In The Jaw、テクノとエキゾチックな民族音楽にBUNGLE的変態センスが加わったDesert Search For Techno Allah、ノスタルジックなアコーディオン、キーボードサウンドによるムーディーな曲にイタリア語の発音フェチにはたまらないツバが飛んできそうな語りが乗るViolenza Domesticaと言った曲が並ぶ前半は特にたまりません。後半は正直アヴァンギャル度がかなり高まってついていけないパートのほうが多かったりもするんですが、ラストに収録されたMerry Go Bye Byeはウェストコースト風のすっとぼけたポップソングから一転してデスメタルになるという超名曲。
アートワークもいいよね。名盤です。
投稿者 trouble : 2005年02月27日 16:34
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コメント
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投稿者 プラダ トート : 2014年05月05日 00:16