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2005年02月27日

Fantomas / FANTOMAS (1999)

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Fantomas / FANTOMAS

1998年のポルトガルでのライブを最後に解散したFAITH NO MOREの後、すぐに行動を開始したマイク・パットン。早速新バンド結成!ということで報じられたのがFANTOMAS。で、メンバー観てビックリ。ギターにMELVINSのバズ!ベースにMr. BUNGLEのトレヴァー!極めつけがドラムに元SLAYERのデイヴ・ロンバード!この年の7月ぐらいからはライブ活動を始めており、ほぼこの1stを完全再現していたようです。このアルバムが発売されたのは1999年4月だから録音はツアーの後なのかな?ちなみに「MELVINSのバズ!」とか興奮したフリしましたが、当時は「カート・コバーンの師匠らしい」ってことぐらいしか知らない人でした。

また、このアルバムはパットン自身のレーベル、IPECAC RECORDINGSから発売された記念すべき第一作。パットンの活動の広がりに拍車がかかります。

買ってきてワクワクしながらCDプレイヤーで聞いたものの、最初は「やべ、わかんねーパットンモードだ」って思った。当時すでにパットンは2枚のソロアルバムをリリースしていたんですが、それらは俺にはアヴァンギャル度があまりに高く、わけわからんで終わってました。このアルバムも基本的に「曲」「歌」はないし、「きっついなこれ」って思ったの覚えてます。結局リリース後しばらく聞いたんだけどよくわからないまま奇跡的に実現した来日に2回足を運び、そこで始めてこのアルバムの音楽の凄さに打ちのめされてアルバムも聞けるようになったって感じ。

次から次へとめまぐるしく場面が変わり、アングラ臭漂う破壊的なパートと不穏で不気味でモンドなパートが入り乱れて展開する。パットンは「歌」ではなく、ソロアルバムに近いアプローチで飽くまで「音」を絞り出す。叫んだり囁いたりうめいたり泣いたりわめいたりスッ転んだり空飛んだり。

とにかく複雑でわけわからんこのアルバムの音楽は、パットン1人によって細かく緻密に組み立てられたものらしい。それをデイヴ、バゾ、トレヴァーのそれぞれの持ち味を存分に活かしながら形あるものに仕上げていったという感じ。パットンが音楽的には主導を握っていながらも、各人の個性が色濃く出ており、1STアルバムで「これがFANTOMASのスタイルだ」と言うのがはっきりと提示されている。

ライブでも全曲ではないものの完全再現に近い形で演奏していたが、アルバムと違ったのはその緊張感の凄まじさ。確かに緻密に組み立てられてはいるのかもしれないが、ライブではそれがまるで完全に即興であるかのような緊張感を持って演奏される。家でCD聴くのはつらいな、と思っていた俺もライブを観て目からウロコ、鼻からエラ呼吸。ヨダレを飛び散らし、目をむいて絶叫するパットンの鬼気迫るパフォーマンスと、ライブならではの緊張感で爆裂ドラムをたたき出すデイヴ。いやーカッコ良かったっす。

投稿者 trouble : 2005年02月27日 17:30

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