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2004年08月05日

臨床家

「愛」という名を授かりながら今では「愛 don't know what love is」という接尾語が付いている後輩と学校で会ったので二人でダラダラ飲んできた。彼女は別にルックスが悪いわけじゃないしアタマも悪いわけじゃなくてそれなりにモテるんだけど、彼氏ができない。というかアタマが良すぎてできない感じ。臨床心理やってる人間の中でもそのセンスは鋭いやつなので知的に高いレベル(学力、ではなくて回転、という意味で)の彼女を欲しがる男からしてみたら申し分もないんだろうけど、そのセンスが鋭い分だけ相手に求めるレベルも高くなっちゃってて付き合う前にちょっと違うなってとこを見つけたら即自分のほうからシャットアウトしちゃってる感じ。んでもってそうやって心は閉じてるのに体は結構オープンにしちゃってるところが心理やってるやつらしい病理を感じます。

ベタな臨床家っぽい人に向かって自分のことを話してると「あ、こいつ今こういう風に受け取ってるな、とかこういうとこに焦点付けしようとしてるな」みたいのを考えちゃったり「こいつ今受容姿勢に入ってやがるな」とか「この臨床家的態度がむかつく!」みたいになるからどうしても俺らは防衛高くなる。そういう意味でもこういう仕事をするようになってから自分のことを人に話すのは難しくなってきているんだけど、こいつみたいなその臨床家のいやーなところをきちんとわかっていつつもきちんと臨床センスみたいのを備えている人間と話すのは楽しい。左脳感覚と右脳感覚、どっちが発達しているほうがいいのか、みたいな話もしてたんですが、俺とこいつは明らかに左脳感覚が優勢になりすぎててそれが問題だね、みたいな。まあこいつは左脳が優勢な分理知的でありすぎてもう少し感覚に任せればいいのに、ってとこがあるんですが、俺の場合は右脳感覚で突っ走りつつもそこで招いたトラブルを左脳感覚で無理やり解決しようとするのでそこが問題をこじらせてるところがあるよね、みたいに言われた。うるせーわかってるよんなこと。要はバランスですよね。

というわけで毎回お互いの抱えている内面とか人格的な問題点をズバズバ(臨床家的な感覚抜きで)話してお互いの抱えているもやもやを言語化してる感じなんだけど(お互いの人格を否定しまくりながら)、そういう話をしている時点で臨床家っぽいよねーと二人で身震いしてみたりして。でも彼女の求めるセンスを持った相手ってのはカタギの人にはなかなかいねーんだよなー。女の子にはいるんだけど男にはなかなかいないつーか。何気に文学的素養だとか芸術センスに求めるものも高いし。道のりは厳しいですが、幸運を祈ります。幸せになれ。なれるのかなー。

投稿者 trouble : 2004年08月05日 23:11

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コメント

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