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2004年09月07日

笑ってEATも!

EATを読むときのアティテュード。

いやあ、あんなストレスたまるとこでよく楽しめるよな!ということで、別にYAMA-ZKさんのに反対して書いたわけでもなくて単純に「もっと楽しくなれそうなのに余計なとこでイラつかされることが多いんだよなー」ってことですよ、でも楽しんだ人にとっちゃそういうこと言われるのって大きなお世話だよな、いやでも俺実際嫌な思いしたからやっぱついああいうの読むと言いたくなるんだよ、と延々とエクスキューズ。

ブッチはほんと曲がしみるわ。この人売れっ子プロデューサーの割になんか音の抜けが悪い(SEVENDUSTのこないだのと同じ感じでなんかイマイチな音じゃない?)とかそういうのはどうでもいいですね。ちなみにこの手のメロディーをたどっていくとそりゃBEATLESだけど、こういうののルーツや精神性を今更BEATLESに見出してどうのってのは誰も指摘しないのが不思議とかじゃなくて、「すべての音楽は古代民族の祭事等をルーツにするのだ」とか言うのに近い気がしない?そりゃそうなのかもしれないっすけどそれを言ったら全部そうじゃん、みたいな。
で、そういうことを書いておいて俺が言えるのって結局「ベタにコステロとニューウェーブとL.A.METAL」ってことぐらいなんすけどね。アーティストのルーツを音からいろいろヲタクっぽく考えていくのは無意味っちゃー無意味だし、したり顔で「○○は××なんだよ」とか言われると「だからなんだよ」って思っちゃうことも多いんだけど、とりあえず考えてるほうは楽しいんだよね。
以前アイバっちに薦めてもらったときにはあまりピンと来なかったコステロなんだけど、渋谷公会堂での単独公演、ピアノとコステロの二人で行ったスペシャルライブ、フジロックと3回ライブ観てるうちにすっげー好きになった。

最近はBJORKとPAPA ROACHを良く聞いてます。BJORKの新作って人声だけとかそういう実験性だとか高尚なお芸術性とか満載ですけれど、この人の曲ってどんなことやっててもあの声が歌い上げるメロディーって、すっげー俗っぽいというかいい意味でベタなんだよね。だから聞いてても疲れないというか素直に入ってくる。これは世界の万人が指摘しまくるので不思議でもなんでもない。

PAPA ROACHもあざといとか狙いすぎとかって識者ぶって文句つける以前に「普通に曲がいい」んだよね。それだけが残るってのはどーなのって感じもするけど、「それだけ」っていうネガティブな感情ではなくて「それにつきる」みたいなポジティブな言い方をしたくなる。それでいいじゃん、って感じ。今回のアルバムは機能性追及型ヘヴィロックとしてすごく楽しめます。
BIOHAZARDのCMはPAPA ROACHヴァージョンとKILLSWITCH ENGAGEヴァージョンがあるのね。

ENGINE DOWNはそれほど何回も聞き込んだわけじゃないんだけど、前作よりもメタメタしくなったというかごっつくなった感じ。これはこれで好きだなあ。TURISASはきっつい。ヴァイキングというよりドラクエの酒場って感じ。それがひたすら延々と続く。2曲ぐらいならおもろいけど75分て。DEMONOIDは思ってたよりかっちょよかった。もっときちんと聞いてみたい。

そういえばちょぎさんが「98年は自分にとってメタルの魅力的な作品が少なかったのかも」みたいなことおっしゃってたので便所に完備してあるBURRNING VINYLの98年のとこをウンコしながらチラチラ読んでたんですけど、ちょぎさんと音楽的好みがかぶるとこが多い俺からしても確かに決定的な作品はない(載ってない)かも。っていうかFARが53点だったってのが印象的でした。まこっつは小澤さんに会ったら自己紹介する前に「なんであれが53点なんですか!」と聴くだろうな。

投稿者 trouble : 2004年09月07日 09:26

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コメント

ほんと超心外デス!ってのは冗談として、とかいいながらテメーコノヤロウとかしっかり思うとして。(笑)

俺は98年、結構スゲーと思うなあ。ってこれは完全に「自分にとってメタルの魅力的な作品」の捉え方の違いでしかないんだけど、ちょろっと振り返れば、まずARCH ENEMY の最高傑作とこないだまで思っていた2NDアルバムやCRADLE OF FILTHの鬼女がまずグンと抜きん出てドギモ抜かされ、SOULFLYの1STやFEAR FACTORYのOBSOLUTEで血沸かされて、MORBID ANGELでブルタル過ぎるメタルのカッチョヨサに燃えて、SLAYERのディアボラ出たし、んーとあとなんだ、毎日欠かさず読むBURNIN' VINYLで改めて調べてみりゃ、ホンテド1STと、HYPOCRISY最高傑作と、実はかなーり重要な年じゃん。北欧デスラッシュ草創年的な感じ?
んでKORNの3RDにMARILYN MANSONまで出てるしさ。割とすげえ当たり年だったりするよ、俺にとっては。いやただそれだけなんだけどね。96年って何があったんだろ。

投稿者 YAMA-ZK : 2004年09月07日 19:35

98年、多分いいアルバムはいっぱい出てると思うよ・笑 俺もSOULFLYはすげーと思ったし。B! METAL(ジャンル)的にもBRUCE DICKINSONとPC69、HELLOWEENのBETTER THAN RAWとか普通にいいアルバムは出てたけど、「うぉーやっぱメタルはすげー!」っていうインパクトはなかったような気がする。ちょぎさんと同じく他のジャンルに自分の知らない素敵な音楽をいっぱい発見してどんどん広げてった時期だっただけに余計にそう感じたのかな。俺の場合はそこでメタルから離れたわけじゃなかったけど、そういう俺にとってもB!メタル的な求心力のあるアルバムが一番少ない時期だったんだろうなあ、ってあとから考えても思う。そんときはメロデスも全然聞けなかったしね・笑 今となってはチルボドの1ST出てたんだあ、とか思うけど。

96年にしても別に何も出てないわけじゃなくて、単にマサカズの考える正しいメタルの名盤が出てないってだけよね。俺は色々言われるSTRATOVARIUSのEPISODEはその後彼らが欧州であれだけ大きな存在になるきっかけになった素晴らしいアルバムだと思うよ。

それよりも「ヘヴィなロックのファン」だったら「95年はエアポケット」って言葉に驚きましょう。ヘヴィメタル雑誌のこの年のトピックがRAINBOW復活て。まあ俺も当時そこまで新しく出てきたバンドを聞いてたわけじゃないんだけど、今振り返ってそれかよ、みたいな。つまり、「これ出てたじゃん!」と言うよりも「そうか、あの人たちにとってはやっぱりあれはメタルじゃなかったのか」と噛み締めながら読むのが正しいのです。

ちなみにBURRN!の年度毎傑作選みたいのは、他の年に出たアルバムのほうが傑作であればそっちを載せてるみたい。他のアルバムも載ってないC.O.F.はともかく、ARCH ENEMYとSLAYERは98年にリリースしたアルバムを軽視しているわけじゃなくて、他の年のアルバムを優先して載せた、ってことだと思うわよ。おお、なんてBURRN寄りの優しさを持ってるんだ俺は。

投稿者 さだお : 2004年09月07日 21:20

Everything's Ruined: ???EAT?! 私が探していたものです。情報をありがとうございました。

投稿者 website designer vancouver : 2012年02月27日 07:31

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