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2005年03月25日

Lullabies To Paralyze / QUEENS OF THE STONE AGE

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Lullabies To Paralyze / QUEENS OF THE STONE A

彼等の認知度を一気に高めたSong For The Deafから3年ぶりのニューアルバム。ジョシュと並んでバンドの顔だったニック・オリヴェリが脱退してしまい、ジョシュのワンマンバンドといった雰囲気が漂うようになってきた。前作では3人が歌っていたわけだけど今作ではラネガンが3曲歌ってるだけであとはジョシュってのもそういう雰囲気を強調する一因かも。

マーク・ラネガンによる「死神が昔話を始めました」的イントロダクションで幕を開けるこのアルバム、カラッとしてるんだけど粘度は高く、相変わらずダークで妖しくてひねくれてて・・・というQ.O.T.S.A.らしさは不変。でも、今回はどこか覇気に欠ける。Rで地獄のビーチに花咲くパラソルのようなカラフルで妖しく不気味なサウンドを打ち出し、Song For The Deafで多少その色彩は落ち着いたもののスケールの大きさを身につけた彼等だったが、今回は色彩はどこかモノトーンで雰囲気的にもこじんまりとしてしまった感じ。悪い意味で落ち着いちゃったというか。ニック不在の影響なのか何をするかわからないみたいなキレた感じや不穏なポップさもなくなった。っていうかこのアルバムにMONDO GENERATORを足すとちょうどいい気がするんだよな。

こじんまりした分ヒネクレ感とか性格の悪さ感は強調されてる気もするし、Q.O.T.S.A.の核は依然として残っているんだけど、どうも物足りないというか寂しさを感じます。ライブを観るとまた印象変わるかもしれないけどライブだと余計にニックの不在を痛感するかもなあ。うーん。

投稿者 trouble : 2005年03月25日 11:45

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