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2006年01月22日
STRATOVARIUS at 渋谷O-EAST
ここまでグダグダになってしまうバンドは珍しい!という醜態を晒しまくっていたSTRATOVARIUS。音楽的にもバカにされるしなんか痛いバンドの代表格みたいになってしまっているけれど、なんだかんだで俺は彼らの音楽好きなんです。新作はあまりピンと来なかったんだけどそれでも過去の名曲群を聞けるのであれば、ということでライブに行ってきました。
開演時間直前になって、ステージ両サイドにあるスクリーンにはツアーの映像日記みたいのが流され始める。相変わらずいい味を出しているイェンス(博士の愛した数式の博士役にはイェンスがいいと思う)と新加入のベーシストがこの映像では目立ってた。開演前にこういうので楽しませてくれるのはいいね。
その映像のバックにエルガーの威風堂々がかかり、それがショウのオープニングになってました。
1曲目はHunting High & Low。なんか全然低音が効いてないけどクリアはクリアな音像でイェンスのバッキングがよく聞こえる。続けざまにSpeed Of Light、Kiss Of Judasがプレイされたんだけど、この流れはかなり燃えた。やっぱこういう曲好きなんよね。
新加入のラウリ・ポーラは若い頃のリー・ドリアンが優男になった感じの指弾きベーシストで、ルックスもプレイもパワーメタルバンドのベーシストって感じではないんだけど派手に弾きまくりながらもしっかりボトムも支えてる感じでなかなかの存在感。なんでSTRATOVARIUS入ったんだろ。コティペルトは時折苦しそうになりながらもさすがのパフォーマンス。トルキのギターは相変わらずなんか薄味だけど、ルックスはさらにパワーアップ。ヨルグのドラムはなんか抑揚がなくて苦手。でも曲のスピードが途中でヤケクソのようにあがっていくあのムチャクチャっぷりは結構好き。DestinyとかEagleheartとか、どうしたっつーぐらい途中からスピード上がってた。
新作からは極力抑えてたみたいで前半はManic Danceのみ。これがライブで聴くとなかなかかっこよくてちょっとというかかなり見直した。いいじゃんこれ。その後もEagleheartやDistant Skiesといった往年の名曲がプレイされ、かなり楽しかった。まあEagleheartとS.O.S.とHunting High & Lowってそれぞれの曲のパートを入れ替えても気づかないくらい同じに聞こえるんだけど。
ただ、長いベースソロを挟んでの後半は一気にテンションが落ちたんだよな。特にだっさいリズムのTwilight Symphonyと新作からのUnitedからがキツかった。後者のときはなんか平和を訴えるいたーいメッセージがスクリーンに流されるんで余計になんかゲンナリしてしまった。こういうのはやっぱ苦手だなあ。
ただ、アンコールは盛り上がったし好きな曲が沢山聞けたので楽しいライブではありました。行ってよかった。
投稿者 trouble : 2006年01月22日 23:29
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コメント
Everything's Ruined: STRATOVARIUS at ??O-EAST 私が探していたものです。情報をありがとうございました。
投稿者 web design agency vancouver : 2012年02月26日 04:12