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2006年10月29日

Far Beyond The Sun / YNGWIE J. MALMSTEEN

farbeyondthesun.jpg

発売前から怪しさプンプンだったDVDです。とりあえず詳細はこちらで。ここ日本では12月6日にCHASING YNGWIEもLIVE IN LENINGRADも単体でDVDとして発売されるので、ぶっちゃけこういう抜粋版は不必要なんですが、そこはほら、ヲタクですから。インタビューが収録されてるなら、とか理由をつけて買ってしまうのです。

でもレーベル名も怪しいし、ライブ映像は市販のビデオテープから、インタビューは94年の武道館のを転用、みたいなよくある南米モノと同じくブートすれすれの代物じゃねーかと一応警戒(警戒してても買うなら警戒じゃねーわな)。

と思いつつ家で関西限定宇治抹茶コロンを食べながら観てみたんですが、ビデオテープ起こしじゃなくてきちんとマスターテープからのDVD化・・・っぽい。一応Universalのロゴも出てる。すでにDVDでリリースされているYNGWIE MALMSTEEN COLLECTIONよりも音、映像共にキレイな気はする。編集もブツギレつなぎ合わせじゃないし、I'll See The LightからFar Beyond The Sunへのつなぎはなかなかカッチョよかったりします。インタビューも今年に入ってからこのDVD用に取られたものらしい。

んでもってさらにヲタク的なディテールを書いておくと、85年の来日公演の映像は12月にリリースされるCHASING YNGWIEではなく、最初に発売されたLIVE IN JAPANの映像を使っているので、全盛期のイングヴェイがかっこいいフレーズを弾いてるのに急に映像が回転したり反転したり、イェンスの後姿やピンクのレザーシャツに青のレザーパンツ、アタマはアフロというブルータルなアピアランスのジェフ・スコット・ソートが映ってたりするストレスがたまるアレです。でもまあ12月にCHASING YNGWIEがリリースされるんだし別ヴァージョンが収録されているってほうが(ムダに)商品価値も出るってもんです。

それぞれのライブの内容については12月のDVDリリース時に改めて細かくしつこく鬱陶しく書くとして、その他のオマケについて。インタビューは30分近く入っていて、子どものころにどういうきっかけで音楽にハマったかとか彼の音楽哲学みたいのが語られています。日本語字幕は入ってないので英語字幕で見たんですが、30分近く英語字幕を追っていくのは僕りんにはキツかったです。目回ったよ。

んでもってTAB譜。ただ単にTAB譜がだーっと出てくるだけかと思ったら、PV(I'll See The LightはCHASING YNGWIEのライブ)をバックにTAB譜が出る、カラオケ的な作りになってました。

結構しっかりとした作りだし、12月までのツナギとして買いたい人、そして俺と同じようなYNGWIEオタクは買ってもいいかもしんない。

ちなみに、俺はCHASING YNGWIEを23ぐらいまでCHANGING YNGWIEだと思い込んでました。

投稿者 trouble : 13:34 | コメント (40) | トラックバック

2006年10月15日

LOUDPARK '06 二日目

快適快適言ってたわりにはすっげー朝が辛くて、結局昨日より1時間遅れで幕張着。電車空いててのんびりできてよかったです。某ブースに行ってつとむんに挨拶して図々しく荷物を置かせてもらっているとステージからは「「うげぇ」「ほげぇ」と吐き声が。そりゃ昨日終わったあと帰ってこんな早い時間に出てきたら具合も悪くなるよな、と思ったりするようなネタ的な発想は僕にはないですが、つい書いてしまいたくなるのはちょっとみんなの気を惹きたいから。で、そのBLOODSIMPLEは2曲だけ見たけどようわからんかった。

WITHIN TEMPTATION
マニヤの期待の中登場したはいいが、出音がいきなりショボい!ギターがトラブってたのかな。1曲目の後半にギターが復活すると一気にいいサウンドになった。さすがに欧州では大物、というだけあってバンドサウンドもしっかりしてる。ギターとベースは逆ネルソン。

で、繰り出されるSilent Forceからの楽曲がまた良くて。シャロンの動きはクネクネしてるけど固い、という不思議な動きでしたが、BLOODSIMPLEのあとに彼女の歌声を聴くと非常に癒されるというか、なんかこういう音楽もいいなあと素直に思えました。これは単独でライブ観てみたくなったなあ。

LAMB OF GOD
本日の目玉その1。音がでけえ!三半規管おかしくなりそう。殺伐として愛想のかけらもない楽曲が無慈悲な演奏で叩きつけられる様は圧巻。ドロっとしたアメリカのアングラなヘヴィネスというかがあるのがかっちょよかったなあ。

ラストにできたモッシュピットの中に笑顔のいどっちを発見。髪をほどいたせいかNAPALM DEATHのベースみたいな髪型になっててバンド以上のインパクトでした。

UNEARTH
そんな激烈なラムちゃんのパフォーマンスの後だけにどうなるんだろと思ってたんですが、これがまたすげえ。LAMBとはまた違ってこちらは切れ味鋭い硬質のメタルサウンドなんだけどバンドの繰り出す音の圧倒的なパワーは負けていない。ビールパフォーマンスなんかで笑えるポイントを作りながらも演奏は完璧。

んでもって愛想があるというわけじゃないけれどリフの展開によって聞き手を引き込む曲がまたさらに盛り上げてくれる。むはーかっこええ!と声が出ちゃう瞬間が何度もあった。前作が出たときにDOJOで観たときもアルバムとは違うハードコアなかっこよさが印象的だったけど今回はさらに凄くなってたなあ。恥ずかしながら新作は買っていなかったのでソッコー買うことにします。今日のベストかも。

MASTODON
本日の目玉その2。
だったんだけどしょっぱなから音が・・・微妙・・・。以前DOJOで観たときのあの暗黒グルーヴが全然ない。なんだべこれはと思いつつ後半ちょっと盛り返した気もするんだけど、とにかく不完全燃焼。ドラムの凄さが伝わってこなかったのが原因?ちゅーかそもそもDOJOんときが奇跡だっただけ?

つとむ君情報によれば、機材がレンタルで本人たちも不本意な状態でのショウだった、とのこと。あー、なんだかなあ。

HATEBREED
そんなダメドンの後だっただけに出音の凄まじさに一瞬圧倒されるも、このバンドの場合はとにかく曲が好みに合わないっつーか単調で盛り上がれない。健康的かつスポーティすぎる雰囲気もちょいと苦手。というのがわかってたのにブラダリに行かなかったのは、動くのがめんどくさかったから。

IN FLAMES
猛者に囲まれての出演、果たしてどんなショボいことになるのかと思いきや、なかなか健闘?特に昔の曲の演奏は成長を如実に感じさせてくれました。でも最近の曲になると途端にグダグダ。Triggerとか何やってんのか全然わかんねーし。まあでもCloud Connected、My Sweet Shadow聞けたからまあいいか。っつーか初期の曲の演奏はよかったっつっても期待値がすっげー低いから意外とマトモに聞こえただけ、というところかもしれない、と他の人の感想読んで思った。

KILLSWITCH ENGAGE
そんなインフレとは次元が違うタイトさのKsE。アダムはヘッドバンドに短パンつージョギングルックで相変わらずおふざけまくりのパフォーマンス。でもそういうファニーなところも出音が硬派なのといいコントラストであまりうっとうしく感じない。ただ、この人たちの場合全体的に曲がビミョーというか、クライマックスはいいんだけどそこに至るまでがすっげーつまらんと感じてしまう。もう少しここらへんで惹き込む力があったらなあ、と惜しさを感じつつ観てました。

CHILDREN OF BODOM
大人気。人いっぱい。でもパフォーマンスは最悪。

出音が悪いとかそういうこと以前にそもそも俺はこのバンドのライブを観てよかったと思ったことがないです。なんでだべなーと考えてみると、やっぱリズム。ことあるごとにチルボドファンにしつこく性格悪く粘着に毎度言ってることなんだけど、ドラムがショボいと思う。ツーバス連打したり決めフレーズ叩いてるとこはともかく、ビートでノリを生み出すってことが全然出来てないような気がする。とにかく体に響いてこないリズムなんだよなあ。

あとは楽曲もパッと聞きかっこよさそうなんだけど、実はあんまかっこよくない、みたいなのばっかだし。そういうショボーなバンドサウンドなのに青ヒゲヅラで悪ぶってばかりいる貧相な体したヴォーカルのアピアランスが死ぬほどかっこ悪いもんだからもう印象は最悪。フレデリック加入で一気にARCH ENEMYが一段上のバンドになってシャーリーの見掛け倒しっぷりが目立たなくなってきたので、MR.見掛け倒しの称号はこのバンドにささげよう。

DIO
果たして轟音バンドの続く中、DIOはどのように聞こえるのか。と思って期待と不安とまあどうでもいいんだけど、みたいな思いが交錯する中、ひっそりと始まったわけですが、1曲目Children Of The Seaだよ!他のバンドに対抗すべく一曲目は勢いのある曲で来るかと思ったけどそんな浅はかなこちらの思惑とは違ったとこで格の大きさを見せ付けてくれました、っつーほど感心したわけじゃないんですけど。

いつもと同じように盛り上がってきたぜ!っつーところでドラムソロが入ります。音量だけのチルボドのドラムを見た後だけにサイモンのシンプルだけどキレがあってしっかりとノリを作れるドラムが本当に気持ちいい。最後はコージーへのトリビュートなのか、木星をバックにプレイ。

いやまあおじいちゃんの休憩のためにソロタイムが挟まれるのがウザいとかクレイグ・ゴールディーがイングヴェイみたいなルックスかつプレイがイマイチだとかHoly DiverもHeaven&Hellが微妙に遅いとかもっとみんなが聞きたがってる曲あるだろとかいろいろあるんですけど、なんつーか「クラシックとして存在する楽曲のパワー」みたいのをぶつけられたというか。Kill The KingからRainbow In The Darkっていったいどういうこっちゃねんみたいに楽しかったです。うん。楽しかった。それにつきます。

SLAYER
予想通りのすげーパフォーマンスだったと思うんだけど、なんかもっとガツンと来るとことかうぉーってなるとこ多いかなと思ってたんだけど意外とあっさり目というか普通に良かった、って感じ。さすがに疲れが来てたようであの位置でDead Skin Maskとかやられると少しキツかったです。

っつーことで今日も超楽しかった。ひたすらライブ観てたんで(10バンド全部フルで観たっつーとこがアホ)あんま人には会えなかったんだけどメールでグダグダ会話しながらライブを観るというマナーもへったくれもない楽しみ方がナイスでした。

でもホントこんな快適なフェスってねーんじゃねーの?っつーぐらい楽だったなあ。いやもうフェスっつー感覚すら失われるぐらいでした。来年もあるといいなあ。来年はNeoClassicalPARKとかでもいいよ!

投稿者 trouble : 23:49 | コメント (0) | トラックバック

2006年10月14日

LOUDPARK '06 初日

カウドパーク、行ってきました。幕張ってビミョーな遠さだなあってのは毎回言ってるとおり。東京から先がまたなげーんだよなあ・・・とブツクサ言っていたんだけど、サマソニんときとは規模が違うからかあっさり電車で座ることができたので結構ご機嫌です。

会場に着くと、まずびっくらこいたのが入場の列。なんじゃこりゃー。1日券と2日券は別の列に並ぶんだけど、1日券がサクサク入場していくのに対して2日券はなかなか列が進まん。1日券はチケットもぎってはい入場、だけど2日券はそこにリストバンド配布っていう1段階が加わるためだったみたい。まあ別にそんな焦って入りたいと思うほどFLYLEAFに賭けていたわけじゃないんでのんびり待っているとサム・ダンのカメラクルーがその列をだーっと撮影していく。もじもじしながらカメラ目線を避けてメロイックサインを出し、「日本のメタルファンはシャイでおとなしい。普段はあまり人と目を合わせたりしないのだ」ということをアピール。

15分か20分ぐらい並んで入場。会場は3つのセクションに分かれていてメインステージであるGitantour Stage(2日目はThe unholy Alliance stage)とBig Rockステージは大きな空間の左右に平行して並んでいる。

loudpa.JPG
loudpa2.JPG

片方のステージでライブを行っている間に機材をセッティングし、ライブ終了と同時に隣のステージでライブが始まる、というBeast Feastを思い出させる進行とステージ配置。BFんときは3つのステージが並んでたけど今回は2つだけ、しかもそのステージの間にはスクリーンがあるのでステージ間に立っていると両方のステージを無理に移動しなくてもそこそこの距離で見れるしスクリーンも見やすいしで非常に快適。

しかも、Gigantourステージでの音はBig RockステージのPAからも出ているので(逆のときも同じ)音もしっかり聞こえる。こりゃ楽チンです。

そんなわけで観ようと思えばGigantour Stage、Big Rock Stageに出るバンドはすべてフルで観ることができるんだよね。まったりお酒飲んでダラダラ楽しむ、というよりも観れるバンドは可能限り観たい!という人には非常にありがたい作りでした。

その代わり開放感とかはあまりないしだだっ広い下がコンクリの倉庫みたいなとこだから、所謂夏フェス!的な気持ちよさはあまりない。まあメタル聞くのにそんなん求めてないだろうけど。

という事で観たバンドの感想をちろちろと。

FLYLEAF
スクリーンに惜しげもなくアップで映し出されるレイシーたんの、ちょっぴり青い、いや蒼いわきの下に釘付けで、音はほとんど覚えてません。惜しげなく、わきげなく。

曲というかメロディーが俺にはあまり響いてこなかったんだけど、時折挟む絶叫は結構殺傷力があった。バンドも大暴れしてる割には意外とタイトでしっかり音出してたなあ。ちょっといい曲増えると一気にブレイクしそうな気もする。

ANVIL
昼飯(ケバブまずかった)食ってたらYAMA-ZKたんから「ダメカコヨス!」っつーメールが来たので慌ててステージに行ってみた。ラスト3曲だけ観れたんだけど、ほんとダメでグダグダなんだけどそれがきちんと愛嬌として機能してるから楽しい。メタロメッターとか懐かしかった。ラストの曲ではサシャ(ライブの合間諸注意とかするMC)がドラムで飛び入り。それでもあまりバンドサウンドに変化がないところがダメ素晴らしい。

OPETH
ANVIL後につつつっと左のBIG ROCK STAGE(すげーセンスのネーミング)に移動してOPETH。CDだとなんか俺の苦手なかったるさだったのでマトモに聞き込まなかったんですが、ライブだといきなり1曲目がかっこよく、思わずつとむ君に「いいじゃん!」と興奮して言ってしまった。でもスロウで長い2曲目からちょっと辛くなってしまった。タッキーも1曲目は楽しそうだったのに2曲目で一気にテンション下がってたのが印象的でした。でも思ってたほどキツくなく、40分強そこそこ楽しめた。それにしてもファンの熱狂っぷりがすごかったな。 人気あんのね。

HARDCORE SUPERSTAR
ようやくプロのバンド登場。出音が全然違う。音量もさることながら音の尖りぐあい、硬度が高くてかっちょ良かったです。大会場でのオーディエンスを掌握する術もしっかり持ってるしステージ映えもするし。各人が演奏力を高めると同時にいかにしてかっこよく魅せるか、オーディエンスを盛り上げるか、ということを真剣に考えて努力してきましたって感じ。MOTLEY meets SLAYERと称する新作を中心に勢い重視の楽曲で固めてきたのも良かった。けど、ほんとはSomeone SpecialとかShameみたいなメランコリックなウジウジソングが聞きたかったので、ちょっと残念。

DRAGONFORCE
単独で観たときは「あはははは」と笑って見てられたんですが、さすがにライブ観るのも何回目かになり、しかもハドコアスパスタの思いっきりマトモなパフォーマンスの後だったもんでその酷さにドン引き。いやキツいっす。なんかファンの「でもこれがいい」ってのはSKYLARKのダメさ持ち上げみたい。

一気になんか疲れたのでBACKYARD BABIESんときは友人知人たちとキモち悪い話をして過ごす。

CATHEDRAL
恥ずかしながら初体験なんですが、生き別れの双子の兄、ギャズとの初対面を果たすことができました。やっぱ俺に似てる。
森の動物の腐った死体だとかトカゲだとかをタップリ煮込んだ真っ黒いシチューみたいなグルーヴがホントかっこよく、気持ちよかったんだけど、こちらも聞きたい曲やってくれなくて残念、という小学生のような感想。 Midnight Mountainとかそういう曲ってもうあんまやんないのかしら。

DIR EN GREY
昔生徒に聞かされてた曲がマリリン・マンソンのBeautiful Peopleみたいだったり他の曲もゴス・インダストリアルな雰囲気でちょっとかっこよかったので何気にちょびっと楽しみにしていたんですが、いやこれひでーだろ。今回のフェスの趣旨を意識してのパフォーマンスだったんだろうけど、演奏もショボけりゃ絶叫もショボい。まいった。2曲聴いて逃げちゃった。 いやね、演奏がどうのっつーのは別にいいんだけどさ、どうもひたすら絶叫を続けても、そういう世界観を打ち出そうとしても、どうもそういう痛みとか苦しみ、怒りといった要素が軽く、浅く感じるんだけど。

FIREWIND
で、結局Ultimate Stageに逃げて世界観もへったくれもないバンドを観に来ました。新作好きだったからちょっと楽しみ。

ライブが始まってまずビックリしたのがその出音の素晴らしさ。こんなガッチリしたバンドサウンドを出すとは正直思ってませんでした。ナメててゴメンなさい。でもね、その素晴らしいバンドサウンドで演奏される曲が、鬼のようにつまんないの・・・メロウな曲になるとアポロの歌唱力に引っ張られてかなり聞けたんだけど。なんかすげーもったいない感じがするなあ。

そんな感じだったので後半かなりキツくなっていたんですが、クライマックスはラスト間際にあった!女性ヴォーカルがゲスト参加したんだけどちょっとタレ気味なおっぱいがイヤらしかったです。そのおっぱいが細かい岸田今日子的なヴィヴラートで小刻みに震える!という素晴らしいステージでした。

ARCH ENEMY
FIREWINDに苦しめられて帰ってきたら、すげーかっこいいんでやんの。ARCH ENEMYってライブだとなんかベタっとしてキレがなくてベースは見掛け倒しだわヴォーカルは「ガオー」ってやってるだけだわでどうにもダメで観るたびにぶーぶー文句言ってたんですが、ギターが元TALISMANのフレデリック・オーケソン(昔TALISMANのライブに行った時、俺はずーっと「ヘンドリック!」と叫んでたのに最後ステージから降りてきてピックを手渡ししてくれたナイスガイ)に変わった途端、なんかすげーバンドサウンドがかっこよくなってんの。こりゃちょっと手のひら返さないとアカンかも。

アンジェラは相変わらずダメでしたが、ムネの開いた衣装だったこと、MCが普通声になっててキュートだったということで目をつぶることにします。

ANGRA
一番期待してたんだけど、一番酷かった・・・。エドゥのヴォーカルが衝撃的にヘロヘロな上、何考えてこういう曲順にしたんだ?っつー構成、バンドのアンサンブルも、個々のプレイヤーはみんなうまいのになぜかグダグダに聞こえるっつーいいとこナシなパフォーマンス。エドゥもバンドも来日するたびに酷くなってるような気がする。こんなバンドじゃなかったのになあ・・・。Wings Of Realityやられてもこれじゃにんともかんとも。ラストはNothing To Say、Carry On, Nova Eraの3連発っつー贅沢っぷりでしたが、まとめないでもっと効果的に配すとかやりようがもっとあるんじゃねーかと思う。

ちなみにこないだのアコースティックライブは素晴らしかったです。今日1曲目にやった新曲も、アルバムで聴くとつまんないんだけどアコースティックヴァージョンで聴くと結構いいんだよな。どういうこと?

ANTHRAX
まあお祭りっつーことで楽しめました。1曲目からIndian来て燃えてしまった。冷静になるとやっぱヌルいしジョンとカッジアーノがいたこないだまでのラインナップのほうがかっこいい音だったとは思うんだけど。もともと初期に思い入れがない分「まあいっかー」って感じで楽しんでました。

MEGADETH
こちらも今更期待してなかったんですが、すっげー楽しかった。セットリストが鬼。いきなりSet The World On Fireが来たりさらにWake Up Deadになだれこむとかもう尋常じゃねーの。Devil's islandからSymphony Of Destructionへの流れもめっちゃ興奮した。ドラムとかムステインじゃないギターとかのパフォーマンスは正直物足りなくもあるんだけど(ドラムに関しては会場の音響のせいかもしれん)、とにかく往年の名曲をズラリと並べ、最近の曲もしっかり魅力的に聞かせる。次から次へと繰り出されるリフと惹きつけられる展開はノスタルジーに終わることない鋭さを持っていて、どっぷりハマってもうノリノリ、フィーバーフィーバーレッツゴーヤングでした。いやほんと楽しかった。

ステージ間の移動がないとか、人も少なくてゆったり見てられるとか、とにかく音楽を楽しむということに関しては快適すぎるフェス。「ここがイヤだった」ってのがほとんど思いつかなかったです。変に「音楽以外のところでどーのこーの」みたいなのを考えるトリガーになるもんがまったくないのもシンプルでいいし。音響に関してはまあしょうがないよね。

ということで満足しつつ家路に着く・・・けどやっぱこれが一番めんどくさかったな。帰り外に出てみたらさみーんでやんの。

投稿者 trouble : 23:11 | コメント (1) | トラックバック

2006年10月05日

悪魔とダニエル・ジョンストン

danieljohnston.jpg

サムサッカーズとどっち観るか迷ったんだけど、サムのほうはなんかいろんな面で狙ってる感が強そうだったんで前から興味があったダニエル・ジョンストンについてのドキュメント映画をチョイス。

http://www.akuma-daniel.com/

前から興味があったと言っても「”好きなアーティスト”として名前を挙げておくと通に一目置かれる精神障害持ってるローファイの親玉」っつーことぐらいしか知らなかったんですが、そんな俺にこの映画はすげーインパクトがありました。

彼の今までの人生と当時の音楽シーンに与えたインパクトを彼に関わった人たちにインタビューしていくパートはもちろんなんだけど、すごいのはそのインタビューの中で語られるエピソードの一場面一場面がテープなり映像なりにきちんと記録されていること。ダニエルは音楽だけではなくて映像記録はもちろん、テープレターよろしく様々なことを録音していたらしい。ものすげー録音マニア。 宅録マニアというより自録マニア。

10代のころの厳格なキリスト教信者の母親から投げつけられた嘆きと非難から躁状態のときに自由の女神の階段で落書きして逮捕されたときの警官の発言まで、とにかく大量に自分を記録している。関係者のインタビューだけじゃなくてその記録を惜しげもなく使ってのドキュメントなのでリアリティがすごいし、ダニエル・ジョンストンという人の存在感がものすげー伝わってくる。

MTVに飛び入り出演したところから一気に注目度がアップし、SONIC YOUTHらとのコラボまで実現してさあ大ブレイク?というところで一気に病状が悪化したり、カート・コバーンがTシャツを着たりインディ・ミュージシャンがこぞってレスペクトするミュージシャンとしてダニエルの名前を挙げたことからエレクトラから契約の話が舞い込むもやはり妄想(エレクトラと契約したらメタリカに殺される)によってオジャンになったりライブが大成功したと思ったら帰りにオヤジが操縦する飛行機の操縦桿奪って飛行機墜落させたりとか(涙ながらにこのときのことを回想するお父さんが痛々しい)この映画の中で描かれるエピソードの数々はものすげーものばかりなんだけど、やはりこのダニエル・ジョンストンというアーティストがすごいのはその武勇伝ばかりではなく、作り出す音楽、映像、絵に猛烈に人を惹きつける何かを持っているから。

ヘナヘナな歌と超ローファイな演奏にも関わらず、その歌詞とメロディーはこちらの心を揺さぶってくるし、独特のタッチと世界観を持つ絵も「ただの変な絵」では片付けられない。

まあそこらへんはそのエピソードとともに流れてくるからこちらの心に響きやすいんであって実際音だけ聞いてたらどうなんかなってとこはベタロックファンの俺としてはあるし、ゲージツとしてどうのとか言う前に単純にやっぱあっち側の人だっつーたたずまいのインパクトもでかいんだけど、とにかく「表現すること」と「心のバランス」というこの二つを猛烈に考えさせてくれる素晴らしいドキュメントだと思う。オススメっすよ。知らない人にこそ見て欲しい。 あとは精神障害者を抱えた家族というテーマについても、映画で多く描かれているわけではないけれど考えさせられるところがあったなあ。

ただ、前半の8mm映像は全部手ブレが激しくて、こういうのに弱い俺は猛烈に酔いました。うげー。

そしてダニエルはブラガのハンズィにそっくりであります。

投稿者 trouble : 21:47 | コメント (25) | トラックバック