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2003年08月12日

SONGS

んでもって楽曲編。

1. UNDIVIDED / BON JOVI
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BOUNCEのオープニングを飾る久々のハードロックチューン。テロへの悲しみは1番の歌詞まで。そこから立ち上がって団結していくんだ、という力強いアンセム。こういう「アメリカ的」なのは日本に住んでいると正直共感しにくいし、最近のジョンの「俺たちがアメリカの声だ」という姿勢にはちょっと抵抗を覚えたりもするんだけれど、この曲でのジョンの昔と変わらぬ熱さには単純にこちらも熱くなってしまう。

バンドメンバーが全員40歳を超えているのに昔に通ずる熱いハードロックチューンをかっこよく決めてくれたってのもうれしかったな。

2. BY THE WAY / RED HOT CHILI PEPPERS
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大傑作のビデオクリップは何度見ても飽きなかったなあ。ビデオだけじゃなくて、曲ももちろん素晴らしい。マッチョなはっちゃけっぷりとジョンの持ち込んだハーモニーが・・・とかそういう細かいことを言うのはヤボだね。
ライブでこの曲が始まった時の大歓声は忘れられない。

3. BURIED MYSELF ALIVE / THE USED
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「産業スクリーモ」の先鋒となった感のあるTHE USEDのこの曲、何度も聞いていくうちにズッポリはまりました。こういう歌で何かを伝えようという一生懸命な気持ちを感じることができる曲に弱いんだよなあ。美しいメロディラインとそこにからみつくゲロまみれの激情。ライブでの大合唱も感動的でした。

4. MY WORLD / SR-71
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最初はブッチ・ウォーカーとの共作であるGOODBYEを気に入っていたんですが、気がついたらこの曲を大好きになってました。(おそらく)フラれた女に未練タラタラで相手の男に嫉妬する、みたいなヘタレソングだと思うんですが、ヘタレだからこそこちらの胸を打つ歌を作れる。非の打ち所がない人間にすばらしい音楽なんて作れるわけがない。スケールが大きいサビが感動的。3分8秒ぐらいからのフェイクがすげー好き。

5. SHADOWLAND / NOCTURNAL RITES
形式的にはオーセンティックな欧州メタル。しかしながらメロデス通過後ならではのアグレッションと欧州のメタルバンドならではの勇壮なメロディーと疾走感のバランスがドンピシャ。いやーかっちょいい曲っすよこれは。メタラー必聴。

6. SOMEWHERE IN THE MIDDLE / DISHWALLA
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比較的ゆったりとした曲調が多く、ひたすら美しいメロディーを追求したかのような素晴らしい楽曲が多数含まれていたOPALINEの中でも特に気に入ってる曲を。前作は、佳曲は多いけど1ST収録のCOUNTING BLUE CARSのような必殺チューンがなかった記憶があるんだけれど、今回は必殺チューンの連続。中でもソフトで優しいながらもその中に一本芯が通っているJR RICHARDSの歌声が、ほんのり切なくも希望的なメロディーを歌い上げるこの曲にやられた。

7. CLOUD CONNECTED / IN FLAMES
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MELODIC DEATH METALというくくりから一歩抜け出してさらなる飛躍を遂げたアルバムの中でも特にメロデス臭の薄い曲。リフの醸し出すグルーヴ感、そして冷たい宇宙空間を想起させるキーボードの味付けがたまりません。

8. BLURRY / PUDDLE OF MADD
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フレッド・ダースト絡みであることとか、他の曲がまさに形骸化したグランジであったことなどからかなり斜にかまえていたんですけれど、この曲はいいです。何度聞いても。イントロから名曲の予感を感じさせるし。この曲は、というかこいつらは本質的にグランジの精神性だとかとは無縁な、グランジ通過後のメインストリームロックで、単純にいい歌を追求してるんだよね。斜に構えてフンッとか鼻で笑ってた僕が馬鹿でした。いい曲だよ。心にしみる。カラオケで歌ってて気持ちいい曲。

9. SECOND YOU SLEEP / SAYBIA
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他にも彼らのアルバムにはキラーチューンが入ってるんですが、最初にハマったこの曲を。ノルウェーというイメージどおりの美しく、どこか物悲しい素敵な曲。一人で夜の森を彷徨っているような深緑の雰囲気。
I STAY TO WATCH YOU FADE AWAY. I DREAM OF YOU TONIGHT. TOMORROW YOU’LL BE GONEっていう歌詞が、サウンドを伴うとなんとなく神秘的に響いてくる。

10. EVERYDAY / BON JOVI
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ジョン・ボン・ジョヴィ曰く、「モンスターだと思った」ということだったが、実際はコケ気味だったBOUNCEからの1STシングル。「昔の俺じゃない。これからは毎日を生きていくぜ」といういかにもジョンらしいポジティヴ全開ソング。俺もこの曲は大好きです。一緒に歌っているととにかく高揚してくる。IT’S MY LIFEより好き。

ジョンの書く詞は、以前は激情的なラヴソングや貧しいながらも頑張っていく二人をストーリーテリングっぽく描くものが中心だったと思うんだけど、KEEP THE FAITH以降「一人の人間としてどう生きるか」というテーマが増えてきた。I BELIEVEしかり、IT’S MY LIFEしかり。この曲もそんな「一人の男としての自分を見つめる機会の増えたジョン」だからこその臭く前向きな名曲なのです。えーびーでーい。

11. SAY SOMETHING / HAVEN
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もう弱いんです、こういうのにカノン進行のベタベタなラヴソング。これから音楽に深みが伴ってくるのかはわからないけれど、少なくともこの1曲で彼らは俺にとって重要なバンドになった。アンニュイな声で切々と歌うイギリスっぽいナヨっとした美しいメロディー。それだけでいいんです。臭くて速ければいいんだ、っていうメロスピファンの気持ちが俺にはすごくよくわかります。

12. YOU KNOW YOU’RE RIGHT / NIRVANA
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特にバンドに思い入れがあったわけでもないのに色んなとこでこれでもかと組まれる特集に煽られて買ってしまったベスト盤。したらいいのな、この曲が。かなりクサめのメロディーラインが俺にもわかりやすくヒット。

番外:GRAND OPUS / TIME REQUIEM
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ミュージシャン・アーティストとしての表現欲求、エゴを徹底的に廃し、究極までに機能性を追及したネオクラシカルチューン。機能性を追及する際には、俺ごときの卑小なアイディアなぞ挟んではいかん!飽くまで先人の築き上げたものの中から素晴らしいところを抽出し、それを結合すれば良いのだ。そんな控えめなリチャード・アンダーソンの悲痛な叫びが聞こえてくるかのようなこの曲。涙無しには聴くことができないのです。

ってか実際オリジナリティとか、ネタとかそういうのをまったく無視すればYNGWIEのWIELD MY SWORDよりもはるかにかっこよかったりする。

他に印象に残った曲は、
THE WATCHER / NOCTURNAL RITES
NOW YOUR TURN / KELLY SIMONZ’S BLIND FAITH
WORLD’S END SUPERNOVA / くるり
SILENT SIGH / BADLY DRAWN BOY
LITTLE BY LITTLE / OASIS
WATCHING THE TOWER OF SKIES / TIME REQUIEM
MILAGROS CHARM / TIME REQUIEM
VENICE QUEEN / RED HOT CHILI PEPPERS

等々。今年はスカパーにも加入したのでいろんなジャンルの音楽が耳に入るようになってきたんですけど、何気にMISSY ELLIOTのWORK IT OUTとJUSTIN TIMBERLAKEの曲、アギレラのDIRRTYはやけにアタマに残ってます。TIME REQUIEMの2曲は、両方ともベスト10に入れたいぐらい好きなんだけど、なんか入れるのが悔しくて。いや悔しくないけど番外に入れたから外しちゃった。

こうしてみると、俺はやっぱり「歌」が好きなんだなあ、と思う。「かっこよかった曲」よりも「しみた曲」を選んでしまう。

投稿者 trouble : 2003年08月12日 14:13

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