2006年01月07日

Songs

1. Still Alive / NOCTURNAL RITES
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アルバムも力作だったけどその中で群を抜くメタルガッツポーズ誘発ソングがこれ。個性があるわけでもなく、常人に考え付かないような発想やメッセージがあるわけでもない。でも力強いメロディーを持つこの曲のサビは「聞き手の心を高揚させるパワー」が物凄い。

2. Best Of You / FOO FIGHTERS
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転んで傷だらけになっても、泥だらけになっても必死!つかんでやる!(何を?)っていう感じがたまらんです。必死 Of The Year受賞だろ?(必死 Of The Year受賞やぁ・・・) な曲。フジのグリーンステージでレーザー光線バリバリの照明の中、マイクに噛み付くように歌うデイヴもかっこよかったなあ。CDでも感動しちゃったけど、生で聞いたらその必死感たるやさらに凄まじく、ナウでヤングな僕のハートをガッチリ鷲づかみでした。

3. Last Generation / THE RASMUS
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アルバム全体としては成長も感じれるし貫禄もすげーと思うんだけど、楽曲に関してはDEAD LETTERSのほうがインパクトあった・・・とシタリ顔で言っていたんですが、改めて聞いてみるとやっぱそういう比較してどうのってことを語るのが愚かだなあってぐらいいいです。もうアップしちゃったんでなんなんですが、SCAR SYMMETRYよりこっちのアルバムのほうが好きだなあ。

そんなアルバムの中でも特にこのLast Generationはイントロの重さからは想像できない胸を締め付ける哀メロがサビで炸裂。アレンジのアイディアや声の魅力、まいりましたって感じ。痛い女子ファンがどうのとかそういう問題以前にひれ伏します。

4. The War Is Over / TRUST COMPANY
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イントロのアルペジオが鳴った瞬間に名曲決定の強力な哀メロソング。愛されんだー。特に深く語ることはないんだけど、単純に「いい曲だよねぇ・・・」と聞くたびに聞き入ることができるのは素晴らしいことです。

5. Move Along / THE ALL-AMERICAN REJECTS
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全然触れることなく終わってしまったんですが、このTAARの2ndアルバムすげーよかったです。どの曲も甘酸っぱい胸キュンメロ(前世紀的表現)がいっぱいでした。で、この曲はその中でも一番好きな曲。行進したくなるリズムに前向きなメロとメッセージが乗る。苦しいなら、僕の手をとって、一緒に進んでいこうっつーあいだみつをも真っ青な歌詞で悩める若者のアンセムって感じなんだけど、汚れた30代独身オヤジも本気で励まされちゃいます。音楽性は全然違うけどFAIR WARNINGのSave Meみたいな希望メロが大好きな人は是非聞いてみて欲しいどす。

6. I Am / BON JOVI
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アルバム中では地味な存在のこの曲だけど、その地味だからこその味わい深さというか染み入りかたがたまらんです。哀メロと希望的なメロにのせて傷ついた相手の支えになりたいと歌うこの曲は、歌詞もたまらんのです。くっさいことを言ってるだけっちゃーそうなんですけれど、その一言一言がジョンらしいっつーかなんつーか、盲目ファンにはたまらんのです。

7. B.Y.O.B. / SYSTEM OF A DOWN
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攻撃力だけならHYPNOTIZEのAttackもかっちょよかったが、やはり今年のシステム快進撃の始まりを告げたこの曲を。スラッシュメタル的であり、メイデン的であり、人を食ったようなユーモアがある。かっこいいです。砂漠に出かけて踊ってしまうようなインパクトがありました。

8. Exile / YNGWIE MALMSTEEN
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なかば意地で。いや今回のアルバムにはほんとかっこいい曲が入ってたと思う。この曲のキモはギターソロの入り。チョーキングされた高音がフェイドインしてくるっつーとこがカッチョいい。曲のインパクトとしてはLocked & Loadedのほうが大きかったけど、ライブで1.5倍速でプレイされたときのカッチョよさでこの曲をチョイス。

9.Soul Society / KAMELOT
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アルバムは一度聞いたときは「いいんだけどもう結構です」な感じだったんだけど、ライブで聞いたらどれも素晴らしくて。テンポは速いのにどっしりと構えて高音に逃げない美しく悲哀を感じさせるサビメロでドラマチックなメタルを創造するってのに関してはやっぱKAMELOTはすげーです。特にこの曲はサビのHow can we believe in heaven~ですっげーグッと来た。グッと来たOf The Year受賞だろ?(グッと(略)やぁ・・・)でした。

10. Nosferatau / BLOODBOUND
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アルバム全体はまだまだツメが甘い感じがするけどこの曲はメタルハートを猛烈にバーニングさせてくれました。IRON MAIDENを強烈に意識したバッキングと勇ましくも悲壮感を感じさせるメロがたまらないす。思わずガッツポーズ系の曲。

余談ですが、この曲を選ぶかCrucifiedを選ぶかでメロスパーかどうかがわかると思う。ヨダン・エドマン。


選外はこの辺かな。
Crimson Rider / MASTERPLAN
I'm Not Afraid / MASTERPLAN
I Am For You / WAKING ASHLAND
Freedom's Blood -The Patriot- / IRON MASK
Locked & Loaded / YNGWIE MALMSTEEN
Light Up Ahead / FURTHER SEEMS FOREVER
In My Dreams / WIG WAM

楽曲単位だと俺の三つ子の魂百まで的メタル愛が感じられていいでしょ。

投稿者 trouble : 21:06 | コメント (10) | トラックバック

2006年01月06日

Albums

1. Suspended Animation / FANTOMAS
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ポップでかわいくちょっと怖いFANTOMASっつームードの4枚目。これもまた痛快というか変態ムードは減退したけれどその分とっつきやすく、こむずかしいことを考えなくともこの素っ頓狂な世界でのパットン大暴れを味わうことができました。ライブも素晴らしかったし1位にしたくなるぐらいの思い入れをしっかり持てるアルバムです。

2. Unleash The Fury / YNGWIE MALMSTEEN'S RISING FORCE
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もう何度も何度も書いたけれど、イングヴェイといえばクラシカルというキーワードが付いてくるけれど、ロックとは、メタルとは、下品で粗野でラウドであることなのだ!ということをアタマではなく感覚的にわかっちゃってる人だと思う。

このアルバムはイングヴェイのそういうとこが前面に出た痛快な作品。ただ、商業作品として発表する上での完成度について考えてくれる第三者がいないが故にめっさ冗長。8曲ぐらいけずるといいアルバムだよ!というアーティストの意向完全無視という条件付で大好きなのです。条件付きで2位に入れちゃうところが盲目でいいでしょ!

3. Scab Dates / THE MARS VOLTA
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Francis The Muteじゃなくて敢えてこっちのライブアルバムをセレクトするところが「俺は彼らのライブにも付いていけるんだぜ!わかってんだぜ、あの瞬間の凄さを!」と言いたがってるようでイヤーでしょ。でもほんとそうなんだもーん。CDで整理された音楽を聴くよりもライブのインプロにおいてエネルギーが充填されていく様子を体で感じること、そしてそれが爆発する瞬間のカタルシスみたいのの凄さこそがTHE MARS VOLTAが唯一無二の存在である理由だし、その凄さを意外に(と言うと変だけど)しっかりと記録することができてるこのライブアルバムはスタジオ盤よりも重要じゃねーかって気がします。

4. The Moon Is A Dead World / GOSPEL
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ネットがあったからこそ知ることができた素晴らしいアルバム。引き合いに出せるバンドは沢山あるけれど、足し算引き算で作ることができる音楽とは一線を画す衝撃があった。前半は聞きまくりました。いや今でも聞いてます。

5. Grand Illusion / NOCTURNAL RITES
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なんかもうね、これだよ!メタルの熱さってのはよぉ!と思わず拳を握り締めて腰を浮かせてしまいたくなるようなアルバムです。なるような、っていうか俺はなりました。愛しさと切なさと心強さ(の黄金比は2:3:5)のすべてを感じることのできる剛健なメタル。イェーイ。


6. Blessed Black Wings / HIGH ON FIRE
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かっちょいいよ。


7. Aeronautics / MASTERPLAN
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若いバンドのようなスリルはないけれど、ベテランだからこその熟練したアレンジ、重み、味わい深さがたっぷり味わえる好盤でした。ライブはダメだったけどねー。それも欧州のベテランバンドの宿命かしら。

8. Mezmerize / SYSTEM OF A DOWN
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今年前半にまずこのアルバムを出し、後半にはHypnotizeが出た。商業的には成功したんかもしれないけど、ぶっちゃけSOADの凄さみたいのってこの2枚を出しちゃったことでインパクトが薄れた気がする。いや両方ともすげーアルバムだと思う。ただ、最初に出したのが凄くて2枚目も凄かったってのはSteal This Albumでも同じだったし、今回は最初から2枚出すことが最初から決まっていたとはいえHypnotize聞いたときには「いや、確かにかっこいいです。でも、わかりましたって以外言う事なくね?」って感じだったなあ。

ぶっちゃけSOADがやってることってずっと一緒じゃん。すげーんだけどさ、もう今更Hypnotize聞いてわざわざ絶賛文章長々書くのって意味なくね?っつー感覚。

これは飽くまでSOADについてじゃなくてSOAD絶賛風潮について感じたことです。Hypnotizeもやっぱりかっこいい。SOADは偉大。でも、ずーっと聴いてきてる人ならこのアルバムを聞いて気持ちいいのって「単に機能性が高いアルバムだから」ってこと感じてない?革新性や先鋭性の追求ではなく、自分たちの作り上げた様式の中での機能性を高める努力、究道。このバンド好きな人の中には伝統的なメタル様式表現を否定する人も多そうだけど、SYSTEM OF A DOWNはとことん伝統的ヘヴィメタル的な創作アプローチだってことが俺には実感できました。もちろんそれがいい悪いじゃないよ。SOADを持ち上げるのにMARVERICKを否定する人を、僕は許さない!(2005年ナンバー1ステキワード)

ってことをオチもなく書きたくなるような、今年のSOAD祭でした。

9. Symmetric In Design / SCAR SYMMETRY
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本家SOILWORKがなんかイマイチになっていく一方で、とことんそのSOILWORKの遺産を使って機能性を追及しようという方々。よかったです。

10. In Your Honor / FOO FIGHTERS
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ここに挙げつつもアコースティックアルバムのほうはほとんど聞いてなかったりします。まあいいじゃん。なんか迷いのない突き抜けた感じがすごく気持ちよかった。

コメンツ
ということで選んでみましたが、上位は固定ながらも下位はかなり流動的。とりあえず候補に挙がったアルバムをダラッと並べておきます。

Black Halo / KAMELOT
Evergrlow / MAE
Composure / WAKING ASHLAND
The Unborn / MORS PRINCIPIUM EST
Hard To Be A Rock 'n Roller / WIG WAM
The Battle / ALLEN-LANDE
Alaska / BETWEEN THE BURIED AND ME
Move Along / THE ALL AMERICAN REJECTS
Everyone Into Position / OCEANSIZE
Hide From The Sun / THE RASMUS

前半のアルバムばっかだね。後半は80年代メタルブートばっか聞いてたからなあ。

投稿者 trouble : 14:57 | コメント (1) | トラックバック