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2005年11月26日

MOTLEY CRUE at パシフィコ横浜

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友人の結婚式に行けない腹いせに行ってきた。マジおめれとう!なんか紆余曲折を経てついに落ち着いたって感じだねー。マジめでたい。

というわけでモチョリークリュウです。くりぃむしちゅうです。なんかさいたまではパイロガンガンだのサーカスだのでかなり演出派手だったらしいけど、事前にパシフィコにはそういうの持ち込めませんからなしですよ、とアナウンスされていたみたい。まあしょうがないか。

開演時刻の17時を10分ほど回ってから前座のBUCKCHERRYが登場。単独公演はソールドアウトが出るぐらい大盛況だったらしいけど、俺はイマイチだったなあ。ドラムに全然迫力がない。こういうのってやっぱリズムがかっこよくないとダラダラしちゃうと思う。あとは曲。まあこれって好みなんだろうけどどの曲もダメじゃないけどインパクトもない、みたいな小粒感。ちょっと眠いときにこういうバンドを観るのは大変ツライのであります。ヴォーカルもドタバタしてるだけでなんかカッコわりーし。前に単独で来たときブリッツかどっかで見たんだけど、こんなつまんなかったっけなあ。スカイラーク並に苦痛の40分でした。

そんな感じでウォームダウンは完璧!ああ、これでモトリーもショボかったらヤだなあ。バクチェリドラムショボいとかおもったけど モトリーのほうがバンドとしてはへたっぴだもんなあ、とウトウトしながら開演を待つ。

20分ほどのセットチェンジが終わって客電が落ちると、まず始まるのは人形アニメ。なんか隕石が地球に落ちるからどーたらこーたらみたいな内容だった気がするけど全然意味わからんかった。

そのアニメが終わって幕が落ち、第一部のオープニングはShout At The Devil。勝手にオリジナルヴァージョンでプレイされると思ったんだけど、今日は'97ヴァージョンじゃん!こっちのほうが好きなのでいきあんりチョー盛り上がり。ヴィンスは相変わらずドリフの合唱隊んときの志村けんのようなヘリウムガスハイトーンで歌っているというより言葉を投げやりに吐き出してる感じだけど、そんなことがマイナスになるはずもなく、会場はいきなりのクライマックス。やっぱこの人たちの楽曲のカッコよさは半端じゃねー、といきなり思い知らされる。

Too Fast For LoveとTen Seconds To Loveとか普段はどうでもいい曲も、生のニッキー、トミー(スモークでよく見えなかったけど)、ヴィンス、ミックじいちゃんが目の前でプレイしているとすっげー興奮すんのな。

Red Hotではヴィンスの「ワーチューシュリーフォー!」というカウントんとこで音玉も炸裂。いやこれ燃えた。さいたまとかではもっと派手な演出だったんかなあ。演奏はまあもちろんうまくないわけだけど、ニッキーのベースはバキバキ言ってるしトミーのヌケがよいと同時に重さも感じられるスネアも相変わらず気持ちいいサウンド。ミックじーちゃんはアレだね、みんな「弾けてたよ!」っていうけどピッキングはキツそう。フィンガリングは結構ごまかせてたけど細かいリフの刻みが必要なとこは刻まずにストロークでジャージャー弾いてた。わざとなのかそれともやっぱキツいからなのかわかんねーけどさ。でもまあお祭なんだからそれが気になって楽しめませんでした、なんてのはバカバカしいし、実際生で観たら全然気にならなかった。

残念ながらステージの規模は縮小されてるものの、それでも時折出てくるおねーちゃんたちの演出はおもろい。ただエロいんじゃなくて中国雑技団的な荒業を披露してました。ブラ下がってM字開脚じゃなくてY字開脚とか。アレグリアならぬエログリア、サルティンバンコならぬ猿チンコマンコでした。ああいうのに絡まれながら仕事できるヴィンスはいいですね。ミックじーちゃんに絡むとこを見ると、「刺激しないであげて!」と思ってしまったけれど。どこでだったか忘れたけどミックがおどけたようにヨボヨボしながらステージ中央に出てきたときがあった。演技だよね。演技と言って。

THE GET UP KIDSのカヴァーが名演だったOn With The Show、Looks That Killと畳み掛けるように名曲
が続き、正直どうでもいいLouder Than Hellを挟んで第一部ラストはLive Wire。初期に好きな曲はまだまだあるのでもっとやって欲しいー。40分ぐらいでアッサリ終わっちゃった感じだもんな。

インターバルは10分。スクリーンに映画のグロシーンを編集したオサレな映像が流され、画面には開始までの時間がカウントダウンされる。

その数字が減っていくにつれて会場もまた「そろそろくるぞ」的な緊張感に包まれる。そしてカウントダウンがゼロになったところでバイクのエンジン音が鳴り響く!Girls Girls Girlsでまたもや盛り上がりは最高潮。いやかっこいい。それしか言えん。そしてエンディングのパワーコードからWild Side。この流れ、マジテラヤバスです。1番の「エイメン!」とか2番のWishing well,の後の「フウッ!!」とかいくつになっても興奮して叫んじゃいます。キラーリフの嵐もモトリーの凄さだけど、こういう小ネタのかっこよさも多いよなあ。

ただ、後期の名曲を網羅したこの第二部になると、やや流れの悪さが気になるというかダラダラした空気が流れる時間が多かったと思う。ミックじーちゃんのソロは正直イングヴェイのライブのソロタイムよりキツかったし曲間にも妙な間が長くて。Dr.Feelgoodの前にはニッキーの謎ソロタイムがあったんだけど、意味不明でした。あまりに意味不明でDr.Feelgood始まってもその意味不明ムードに押されてなかなか盛り上がれなかった。あとはしょうがないとは言え、トミーのソロタイムがなかったのは残念無念。彼のリズム感覚は昔からすっげー好きで、別にギミックなしでも楽しめたと思うんだけどな。

んでもって延々とアンコールを待たされた挙句のAnarchy In The U.K.1曲ってのもなんか寂しい。せめておっぱい見せろ!と思ってたらダンサーのねーちゃんはおっぱい出しちゃってました。もっと前の席で観たかったよ!!

と、お小言も少々書きましたが、最終的には「ああ楽しかった」という感想が一番デカい。2回目のフェアウェルツアーがあっても、毎年恒例のフェアウェルツアーになってもいいから、また来て欲しい。ノスタルジーだけで終わらない鋭いカッコよさが音楽にまだまだ残ってる。

投稿者 trouble : 23:47 | コメント (3) | トラックバック

2005年11月24日

BON JOVI LIVE WEMBLEY 1995 FULL UNEDITED SHOW

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どもども。BON JOVIの来日が決まったことを記念してヲタク臭いアイテムの紹介です。

BON JOVIの1995年6月23日ロンドンはウェンブリースタジアム公演のブートDVDです。この年彼らは3日連続ウェンブリースタジアムをソールドアウトにしてその最終日をビデオ収録し、オフィシャルビデオとして発売したわけですが、このブートはそのときの3公演の初日を完全収録したもの。

で、どうせオーディエンス録画の汚いシロモノだろーと思っていたんですが、実際届いたのはプロショット(というかスクリーン用の映像)で、音もサウンドボード。2時間半のライブを1枚のDVDに入れるためにビットレートが低くなってしまっているのが残念ですが、間違いなく関係者から流出したものでマニア垂涎の品です。

ただ、残念というかわけがわからないのは途中「ヴォーカルとギターの音が完全に消える」ことが多いこと。特にYou Give Love A Bad NameとWild In The Streetsはひたすらティコのドラムだけが聞こえてます。Alwaysのラスト、リッチー入魂のギターソロ!と思ったらその瞬間ギターの音が消えるとか。卓でミキシングするときの都合なんかな。きちんとバンド全部の音が聞こえるときのバランスはすごい好みの音(ギターの音がバカでかい)だけに残念。

あとはスクリーンで流す映像そのまんまだからさ、曲の途中でいきなり馬が走ってる映像とかビデオクリップでも使われてた映像が映ったりする。

そんなわけで、意味不明なとこもいっぱいあるこのブートなんですが、それでもやっぱこの時期のBON JOVIは素晴らしい。セットリスト的には長い割にはBorn To Be My Baby、In These Arms、These Daysとかはガッツリ外されているんだけどもGood Guys Don't Always Wear Whiteが演奏されたりしておもろいし、I'd Die For Youもまだ生きてる。そしてとにかく演奏。ホント素晴らしい。Blood On Bloodはアルバムも何倍もドラマチックだし(ギターもヴォーカルも聞こえないけど・・・)、Dry Countyの迫力と言ったら言葉を失うほど(ギターソロのクライマックスでギターの音消えるけど・・・)。

ジョンのヴォーカルは「自分でも声が出るのが楽しくてしょうがない」っていうのがよくわかるぐらい伸びやか。オフィシャルで発売されたLive In LondonのAlwaysのラストでは「神アドリブ」かましてますが、その日よりもさらにこの24日のほうが調子がいい。そして今となってはパワー不足の寂しさを感じることも増えてしまったティコのドラムもこの時期が全盛期。ギターとヴォーカルの音がオフになった音を聞くことでティコの凄さが際立つ。Keep The Faithとか鳥肌もんだよ(これ95年のライブについて書くたびに言ってんな)。

ああ、これ音声が問題ないヴァージョン出ないのかなあ。マジいいライブだこれ。こういうの見ちゃうと来年のライブは楽しみというより不安。リッチーももう全然声出ないだろうし・・・。ジョンの声域が狭くなってきていることはぶっちゃけしょうがないし、そのときそのときの声にあった素晴らしい曲を書いてくれればいいやとは思ってるんだけど、一番不安なのはやっぱティコのドラムなんだよねえ。2001年ぐらいまでは素晴らしいドラムだと思ってたけど、最近はずーっと物足りなさを感じてるんだよなあ。だからサポートメンバー入れたんだろうけど、そういうのでカバーできない部分もあるしなあ・・・。

という超後ろ向きエントリーでした。

投稿者 trouble : 19:37 | コメント (10) | トラックバック

最近買ったモノ

なんか全然書いてなかった。

CD
Grand Illusion / NOCTURNAL RITES (Ltd Edition)
We Reach : The Music Of The Melvins / V.A.
Solid Gold Hits / BEASTIE BOYS
The Silent Force / WITHIN TEMPTATION
Hypnotize / SYSTEM OF A DOWN
Next / SEVENDUST

ノクタは買い直しです。なんか勢いで。MELVINSのトリビュート、随分前に買ったっきりほったらかしにしてた。珍しく内容が素晴らしいトリビュートアルバム。かっちょいいぞ。

WITHIN TEMPTATIONはROCK AM RINGのライブを収録したDVDにつられて買ってしまった。俺はヴォーカルのステージングはめちゃ素人クサイなと思ってしまったんだけど、音楽的にそれが悪影響与えてないし、不安定なのが逆に儚さを感じさせたりしてなかなかいいです。やっぱアルバム前半の曲がいいな。というか後半て覚えてられない。

SEVENDUSTは内容いいんだけどちょっと打ち止め感というか、なんか行き詰まり感を感じたりもする。

DVD
Rock Am Ring 2005 / SLIPKNOT
Riot Live In ST. Louis 7.2.'91 / GUNS N' ROSES
Brixton Academy 1997.11.29 / FAITH NO MORE
Live At Wembley Stadium 1995 / BON JOVI

投稿者 trouble : 19:18 | コメント (2) | トラックバック

2005年11月10日

Their Law -The Singles 1990-2005- / THE PRODIGY

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Their Law -The Singles 1990-2005- / THE PRODIGY

新作が出て来日したわりにはあまり話題になってない感じがするTHE PRODIGYのベスト盤。いくつかのヴァージョンが出ているみたいだけど、俺が買ったのはシングルのB面曲やライブトラックが収録されたDISC2に加えて1997年12月20日のロンドンはBRIXTON ACADEMYでのライブ映像や全ビデオクリップ等が収録されたDVDもついての3枚組ヴァージョン。

俺が目当てにしていたのはそのDVD。このロンドンでのライブはなぜかNew York 98とかNew York 97.11.22とか間違った日付とロケーションでブートが出回っていて、映像はかっこいいのに放送禁止用語にはご丁寧にピーが入っていてすげーうざかった。Oh My God, That's The Funky Shitなんかマキシムが叫ぶたびにピー入っててもうジャマでジャマで。今回リリースされたDVDはそのブートと同内容ながらもちろんそのピーはないし、画質はいいしでほんとうれしかとですばい。THE PRODIGYの入門編としてはベスト盤よりもこのDVDのほうがいい。

こういうエレクトロニックなサウンドって少し経つだけで古臭くなってしまいそうなんだけど、8年も経ったというのにこのライブはすげーかっこよくて刺激的。FAT OF THE LANDが大ヒットし、大盛況だったツアーのクライマックスなのでとにかく漲る自信が凄い。

彼らのサウンドって変に知的・都会的にならず、バカで田舎的なアグレッションが漂っているところがいい。カルト宗教の狂信者のようなマキシムと地獄のボスキャラにパシらされる小物悪役のような卑屈で馬鹿っぽいキースという二人のベタキャラによるところも大きいんだけど(いやリロイも存在感ありました)、サウンド自体も都会的なテクノというよりもわかりやすいロックのダイナミズムがある。サポートギタリストの存在感が大きかったり、ライブではドラマーを起用しているってとこも大きいんだろうけど、やっぱテクノっつーよりベタにロック。洗練されたオシャレ感はないにせよ、だからこそその野暮ったさがカッコいいというか。

実際の彼らのライブってなんか流れが微妙に悪くて1曲1曲はかっこいいのにダレる時間が長かったっつー印象があるんだけど、このライブDVDではコンパクトにヒット曲が連発されるし全編アゲアゲなムードが続く。FAT OF THE LAND以前の、Voodoo People、Poison、Their Lawといった曲もライブで聞くと今でも通ずる鋭角性を保っていて体に響いてくるし、ラウドミュージックファンならこのライブ映像は一見の価値ありだと思う。

ビデオクリップに関しては、80年代は痛かったと言う人に90年代だって今となっては痛かったってことを実感していただきたくなる1stのクリップが凄い。きゃーなーりー恥ずかしい。

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2005年11月09日

Dark Light / HIM

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Dark Light / HIM

サマソニのライブを観てキモいだの太ももの間に手を挟んでクネクネしながら歌うなとかピーピー言ってたんですが、ダークでメランコリックなメロにまみれたサウンドは好みだし、音だけで聴いたら好きになれるんじゃね?と思って買ってみました。初回版安いし。っつーか同じくヴォーカルがキモいTHURSDAYだって好きなのにHIMだけキモいと切り捨てるのはよくないね!

という目論見どおり、音だけ聴くといい。ライブでもそのアピアランスに慣れてしまえばその曲の良さと堅実な演奏を楽しめるモノだった、と今さらながら思うんだけど音だけ聴いてるとほんとズルいレベルに達している曲が沢山あって、特に前半のテンションの高さはすげえ。次から次へとメロが印象的な曲が飛び出してくる。ぶっちゃけ音だけでもキモさとか鬱陶しいナルシズムが音に纏わりつきまくって「これ好きになったらヤバいっすよムード」はかなり出てんだけど、そういうのに対する好き嫌いを一歩飛び越えて「ここまでやるならそういうとこで文句つけてピーピー言うのもバカバカしいかも」とも思わせる説得力が音楽に伴っている。

ちょっと物足りないなあと思ったのは、もっと悲哀とか絶望、痛みみたいのが感じられるバンドなんかなと思ってたら意外とアッサリしているとこ。俺の勝手な先入観なんだけど。まあそれがないおかげで「高品質なメロハーアルバム」として楽しめるのも確か。

っつかね、そのメロハーっぽさとヴォーカルの声質のせいか、聞いてるとTENを思い出したりすんだよ。ちょっとメランコリックでナルシスティックで軽快になったTEN。TENの再録ベスト、Stay With MeもWait For Youも入ってないってどういうことなのよ!と憤りつつ。

関係ないけどLUNA SEAって今ヨーロッパで売り出されたらすげー人気出そうだよね。

投稿者 trouble : 23:07 | コメント (13) | トラックバック

Beyond The Shadows / DARK ILLUSION

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Beyond The Shadows / DARK ILLUSION

1982年~1985年にかけて活動していたバンドが再結成してリリースしたアルバム。再結成だけどデビューアルバムだったりします。

L.A. Metal誕生以前のアメリカンメタル(RIOTとかY&Tとか)やNew Wave Of British Heavy Metal的なリフワークと軽やかに疾走するというよりも重心が後ろにあるがゆえにドタドタとした重さも感じさせるスピード感、そして80年代初期の北欧メタルバンド特有のどこかダークな世界観と時折の哀メロが胸をキュンとさせてくれます。明快な甘さやコテコテに逃げない(逃げれない)実直なサウンドがいい。ネオクラ・美旋律以前の北欧メタル。キーボードはキラキラよりもハモンドで、みたいな。南海キャンディーズのしずちゃんのような様式美シャツでもイングヴェイのようなタケちゃんマンジャケでもなく、袖を切り落としたGジャンとバッヂが似合うサウンド。

そんな感じで音楽のフォーマット自体は古臭いんだけど、トーマス・ヴィクストロームやヨナス・オストマンと言った職人達の演奏としっかりしたサウンドプロダクションでただのノスタルジーに終わらない説得力を感じさせてくれていて、聴いていると妙に血が騒いでくる。まあヴォーカルがトーマスだから妙に「明るさ」も感じられたり、彼ならではのコーラスも沢山あることから「そこがいい」という人もいれば「ダミ声ヴォーカルだったらもっといいのに」という人もいるかも。

関係ないけど、このアルバム聴いたあとにYNGWIEのUNLEASH THE FURY聞くと、YNGWIEがやりたいのも「この頃の攻撃的なメタル」なんだなーって感じがした。Locked & Loadedとか聞くとそう思わん?

投稿者 trouble : 22:26 | コメント (1) | トラックバック

あっという間。

今日はダラダラ起きて、連絡会に行って、帰りにCD買ってきました。最近は国内盤を買うと10%還元チケくれるからユニオンも重宝してます。

Beyond The Shadows / DARK ILLUSION
Dark Light / HIM
Metal Majesty / METAL MAJESTY

メタマジェは中古で。

投稿者 trouble : 22:15 | コメント (30) | トラックバック

2005年11月06日

Scab Dates / THE MARS VOLTA

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Scab Dates / THE MARS VOLTA

THE MARS VOLTAにとっての「曲」というのは、それ自体を目的に演奏されているわけではなく、インプロで溜めに溜めたエネルギーを爆発させる起爆装置のようなものだと思う。アルバムではきちんとした流れの中で構成されたシンプルな形で収録されているが、ライブを観るとアルバムに収録された音楽はその「起爆装置一覧」であり、THE MARS VOLTAの凄さというのはインプロでのエネルギー充填の力と、起爆装置によって引き起こされるそのエネルギーの爆発力の凄まじさによるものだということがわかる。

もちろん起爆装置一覧だけでも素晴らしいんだけど、ライブにおける「エネルギー充填→爆発」の過程を観て、感じてしまうとスタジオで演奏・記録して作られたアルバムが物足りなくなってしまったりもする。いや今でも大好きだけどさ。

フジロックでのライブではそんな彼らの個性が極端な形で炸裂。1時間のライブ中、45分はインプロ。「キツかった」という人が多いのももちろんなやりたい放題ライブだった。ただ、フルートやサックスなどが入って退廃的であると同時にメルヘンチックであり、薄汚くも神々しさすら漂うそのインプロによって蓄えられるエネルギーは以前よりも明らかに容量が増えていた。そして起爆装置によって着火された瞬間にもたらされたカタルシスは本当に凄かった。

そんな彼らがライブアルバムをリリース。1曲目は得体の知れない赤ん坊の泣き声だとか車内放送みたいののコラージュが延々と続く。こういうの聞くと、聞こえるはずがないのに"Dr.Davis, Telephone Please..."という声を聞いてしまうところに自分に滾る熱いメタル魂を再確認。

そのコラージュが終わるとフジでも味わえた彼ららしいライブ。77分のランニングタイムで実質的には3曲ぐらいじゃね?さすが。

今まで観たライブではジョンのドラムがバンマスとなって引っ張り、その上でオマーがひたすらオナニー的インプロをカマす(2ちゃんでこれを「オマニー」と名づけられてた)感じだったんだけど、このライブアルバムではサウンドバランスのせいかジョンのドラムが若干抑えめに聞こえ、その分各楽器の主張も明確に聞こえる。ライブではドラムスや混沌としたサウンドに埋もれがちなオマーのギターもとにかくすげー。このライブアルバムではジョンよりもオマーがバンドを引っ張ってる感じがする。キーボードのプレイも素晴らしく耳を惹くし、こうして聞くとベースもやっぱりうまい。バンド全体としてのインプロでのまとまり方がすげー。バラバラにプレイしてるのに1+1=2以上にしちゃってるところにバンドとしての凄みがある。

だーっと聞き流してるときは「いつまでやってんだ」って思うし街を歩きながらウォークマンで聴いてもさっぱりわかんねーんだけど、家でゆっくり向かい合おうとして意識をそっちに向けてしまうとあっという間に引きずり込まれる。構築美を求める人には向かないアーティストだとは思うけど、インプロのスリルやエネルギーを愛する人ならば、スタジオアルバムよりもこのライブアルバムのほうがこのバンドの凄さを実感しやすいと思う。いやすげーっす。かっちょよすぎ。

とやっぱMVすげーっすよモードな俺も、さすがにラストに収められたコラージュはキッツい。12曲目(正確には5つのパートにトラック分けされたCicatrizのラストパート)に入るとライブサウンドが遠くへフェイドアウトし、かすかなその音よりもはるかに大きい音で1曲目のようなコラージュがミックスされている。そのパートが10分ほど続いたところでまたライブの演奏が戻って来るんだけど、さすがにここまで来ると僕ちんも理解できないです。ライブだったらもしかして空気に圧倒されて10分経っちゃうかもだけど、家にいてこれぼーっと聞くのはキツイです。どういうとこで経験値積むとここらへんも気持ちよくなるんだろうか。

投稿者 trouble : 21:21 | コメント (3) | トラックバック

ほったらかしてた。

日曜日終わっちゃうねえ・・・ちなみに僕、KAT-TUNの上田君と誕生日が一緒なの!

今週は久々に連休があったんだけど、結局ダラダラ音楽聴いてただけでした。BURRN!読みながらNEVERMORE聴いて、お勉強しました。いいでしょ、お勉強として聞くってのが。NEVERMOREカワユス。カワユスNEVERMORE。ドラムをはじめとして、演奏はすっげーかっこいいんだけど、やっぱヴォーカルがキモいなあ・・・☆.。.:*

で、CD買ってました。
Scabdates / THE MARS VOLTA

そして、昨日久々にバッティングセンターにも行きました。1000円で100球打って来たんですが、ダメだ。久々のせいか体が前にツッコんでしまってボールを待てない。で、意識して体重を後ろに残そうとするんだけど足腰が弱っているためか思っているように踏ん張りきれない。こりゃいかん。

腕と足腰にかなり負荷を感じて打ってたんだけど、まだ筋肉痛にならない。明日出るのか・・・。ほんとオッサンだー。

そんなオッサンは、今日BEASTIE BOYSのベスト(DVD付きのほう)と、I AM GHOSTっつーマイケミがゴスっぽくなったようなバンドを試聴して買おうと思ったんだけど、レジに行こうとしたら財布に2000円しか入ってなくて買えなかった。お金を下ろそうにも東京三菱とUFJが合併作業してるかなんかで下ろせず。家に帰っての所持金は、336円です。体が弱く、金もないオッサンに、愛をください。

投稿者 trouble : 20:42 | コメント (14) | トラックバック

2005年11月01日

買物メモとかモトリーベストとか。

こんぬつわ。さみーねマジで。なんか最近はすっかり懐古主義で80年代メタルのDVDばっか観てます。こないだも書いたモトリーのDVDとかかっちょよい。やっぱL.A.METALってリフが鋭角でメタリックでイカしてる。DOKKENもそうだけど、バッキングのギターだけで気持ちいいってのが好き。

そんなわけで、MOTLEY CRUE BESTとか作って遊んでました。

1. Looks That Kill (Live)
2. Knock'em Dead Kid (Live)
3. Too Young To Fall In Love (Live)
4. Live Wire (Live)
5. Shout At The Devil (Live)
6. Piece Of Your Action (Live)
7. Red Hot (Live)
8. Dr. Feelgood (Live)
9. Kickstart My Heart (Live)
10. Girls, Girls, Girls
11. Wild Side
12. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
13. Same Ol' Situation
14. Smoke The Sky
15. Hooligan's Holiday
16. Sick Love Song
17. I'm A Liar (That's The Truth)
18. Shout At The Devil '97

1~6まではLIVE : ENTERTAINMENT OR DEATH、7~9はDECADE OF DECADENCEから。16,17は意外といいよね。ライブでもやるんだろうか。

で、最近買ったブツ。
CD
Their Law -The Singles 1990-2005- / THE PRODIGY
The Unknown Masada / JOHN ZORN

THE PRODIGYはDVDを目当てに。なぜかLIVE IN NEW YORK 1998っつータイトルで出回ってるブートと同日の、1997年イギリスBRIXTON ACADEMYでのライブやビデオクリップ集がついてます。で、このライブがめちゃめちゃかっこいい。8年も前とは思えない刺激的なかっこよさ。

The Unknown Masadaはジョン・ゾーンのユダヤ系音楽プロジェクト、マサダの曲を豪華(かどうかはわかんない)アーティストが演奏したもの。FANTOMASが参加してたので買っちゃいました。まだ聴いてないけど。

DVD
DIRECTORS LABEL : Mark Romanek / Jonathan Glazer / Stephane Sednaoui / Anton Corbijn
去年ぐらいに出たビデオクリップ界の有名監督の作品を集めたDVDボックスセット第2弾。前作がスパイク・ジョーンズ、クリス・カニンガム、ミシェル・ゴンドリーっつーメンツだったので、それと比べるとさすがにインパクトは劣りますが、いい曲かつ有名なクリップばっかなのでぼけっと観てても楽しいです。

と言いつつまだあんま観てないんだけど。


投稿者 trouble : 22:35 | コメント (113) | トラックバック