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2005年10月23日

FANTOMAS on "on the PLANET"

スカパー!のMUSIC ON! TVのプログラム、on the PLANETでFANTOMASのこないだの日本公演がON AIRされました・・・が、期待に反してというかある意味予想通りというかで結局3分弱のみ。THE OMENと4月10日(だっけ)が流れてましたが、インタビューもかぶせてあったので演奏を堪能できたのはほんの数十秒・・・。

インタビューは激しく貧乏ゆすりしながらやけにヘラヘラしたパットンが不気味でよかったです。内容はもう本当にどうでもいい内容。ロンバードがジミヘンだのツェッペリンとかサバスをきっかけにロックにのめりこんだとかそういう話。

まあでもFANTOMASがこうしてちょっと取り上げられるだけでも嬉しいか。Hattieさん情報ありがとうございました!

内容的にはあんまおもろくないけど、まだ何度かリピート放送があるのでチェキってみてください。恥液!

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2005年10月20日

BON JOVIとJOHN ZORN

アマゾネスから届きました。

Jorn Zohn 50TH Birthday Celebration Vol.6 / HEMOPHILIAC
Jorn Zohn 50TH Birthday Celebration Vol.12 / PAINKILLER

くされちゃんから教えてもらった記念CD。上級者向けっぽかったのでとりあえず確認だけして・・・いつか聞こう。

そしてBON JOVI 2枚。
Slippery When Wet / BON JOVI
Have A Nice Day / BON JOVI

こりは何かと言いますと、DUAL DISCってやつです。DUAL DISCって何かと言いますと、1枚のディスクの片面がCD、そして逆の面がDVDになっておるのです。ほいでもってこの2枚、両方とも片面は通常のアルバム(Slipperyは一応リマスター)なんだけどDVDにはアルバムの5.1 Sorround Soundヴァージョンが収録されてるんです。

まあ正直言えば5.1って言ったって大して変わってないだろーと思ってたんですが、これがかなり違う。家は5.1のシステムがないのでステレオで流したんですが、十分違いがわかる。制作にあたってオリジナルでは使ってなかった音を入れた、と言っていたんですがリミックスと言ったら言い過ぎだけどアレンジもちろっと変わってたりしてかなりオモロイ。また、音の輪郭も違っていて各楽器のニュアンスもかなり変わってる。ファンなら一聴の価値はアリ。

Never Say Goodbyeとか今まで全然好きじゃなかったんだけどこれで聴いたらよかった。ちゃんとしたシステムで聴いてみたいぞ。

帰りに寄った中古CDショップでも購入。
Go Off! / CACOPHONY
White Pony / DEFTONES

各500円。カコポニーはカセットしかなくて、いつもCDで買いなおそうと思って手に取るんだけど果たして自分が買いなおしたいのはSpeed Metal SymphonyなのかこのGo Off!なのか忘れて買わずに年月が過ぎていたのでした。

あと定価が6090円のが2400円だったのでこちらも購入。
Live In Atlanta / MATCHBOX TWENTY (DVD)

最近聞いてなかったけどやっぱいいバンドだす。

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2005年10月19日

Used And Abused ...In Live We Trust / IN FLAMES (DVD)

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Used And Abused ...In Live We Trust / IN FLAMES

日本盤の発売が遅れているIN FLAMESのライブDVD。ようやく北米版はリージョンフリーらしく、それが日本の輸入盤店にも普通に並んでいたのでゲット。

このパッケージでメインになるのはイギリスはHammersmith Apolloでのパイロ炸裂しまくりのビッグ・ショウ、そしてSoundtrack To Your Escape完全再現プラス過去の代表曲の2部構成からなる地元スウェーデンはSticky Fingersでのクラブギグという毛色の違う2本のライブを収録したDVD1(DVD2はツアードキュメント・インタビュー・ビデオクリップを収録)。

まずパイロ炸裂しまくりのHammersmith公演。80年代のMOTLEY CRUEやKISSのごとき炎の演出を多用しながらもその演出に負けないだけのパフォーマンスだ。彼らのライブを何度か観た印象では、HELLOWEENと同じくその道のパイオニアと言える存在でありながらライブパフォーマンス(というか演奏)にフォロワーたちをだまらせるだけの貫禄がないと思っていたのだが、このDVDではアメリカツアーを経験したバンドならではの自信あふれるアピアランスをしっかりしたカメラワークで捉えるとともに、ショボかったりすることも多い出音がきちんとミックスされて迫力あるサウンドになっていることもあって、実際のライブ以上に彼らのかっこよさを実感できる素晴らしいライブ映像となっている。いいのか悪いのかわからんけど、かっこいいDVDが観れるのはいいことだ。

セットリストのほとんどを占める中期以降の楽曲も、初期とは違った毛色のサウンドながらも英国ニューウェーヴ的な暗黒ムードを醸し出しており、ライブでかなりの力を発揮していることがわかる。Cloud ConnectedとかめちゃめちゃかっこいいしMy Sweet Shadowはライブのエンディングを飾るにふさわしい名曲だ。やっぱIN FLAMESは最近の曲のほうが好きだなあ。

そしてこのHammersmithのライブではPANTERAのFuckin’ Hostileをダイムバッグ・ダレルに捧げてプレイしているのだが、そこからBehind Spaceになだれ込む瞬間が鳥肌が立つほどかっこいい。

Sticky Fingersのライブは本当に小さなクラブでの演奏で、音のタイトさはHammersmithよりこっちかも。Soundtrack To Your Escape完全再現されるよりは普通に過去のアルバムの曲とミックスしたセットリストのほうがファンとしては楽しめそうな気もするが、まあそういう企画ライブなんだからしょうがないし第二部もあるからいいのか。

映像・カメラワークも一級品だしIN FLAMESファンのみならず、単純にメタルのカッコよさを味わいたい人にもオススメだ。アンダースがヘドバンするたびにスポーンとドレッドが抜けてしまうのではないかという緊張感を味わいつつ観て欲しい。

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2005年10月17日

Girls Girls Girls Tour / MOTLEY CRUE (DVD)

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こないだのROCK AM RINGフェスでの映像を観て、やっぱ今の彼らの演奏はキツいなあと思って昔の映像を探すことにした。AIRSとかでも売ってるんだけど、実際買うのはアメリカからのほうが画質・映像がいいし安いんだよね。

まず今回購入したのは日本ではTACOMA '87というタイトルで出回っているブート。良くみるとあんまりかわいくないNASTY HABITSのエイミー、ミック・マーズ夫人の出身地タコマでのライブであります。届いたのはエアーズでチェックしたのより画質・音質ともに良かったので一安心。とは言うものの、カメラワークはイマイチで、パイロが炸裂してるのにメンバーのアップを映してるもんだからその瞬間を捉えられていなかったりってのがよくあったりする。音はサウンドボード直なのか歓声がほとんど入ってないんだけど、ドラムサウンドが好みだしギターの音もデカくて生々しいので好みの音。

やはり今の彼らの映像を観た後だとカッコよさも際立つというか。ヴィンスは細くてまだまだかっこいいし声もずっと太い。そしてミックじいちゃんが若々しく動いてるというのもそれだけで感慨深い。バンドサウンドは、巧くは無いけど今の彼らにはない勢いがあふれているし、やっぱこの時代はカッチョいいです。

そしてこのブートの見所といえば、やはりトミーの回転ドラムソロ。Wild Sideのビデオクリップを観る限り、ゆっくり回転してるのかと思ってたんですが、ぐ・ぐ・ぐ・ぐ・グリン!って感じで結構勢い良く回ってんのね。これ乗ってる方はかなり怖そうです。

決定版とうたわれていながらも日本で入手できるのはクォリティがイマイチなのばかりの89年のカンザス公演もオーダーしたんだけど、果たしてどうかしら。

投稿者 trouble : 20:56 | コメント (1) | トラックバック

Swallow This Live! (DVD)

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全盛期の彼らのプロショットライブブートでフルライブ収録なのって今まで観た事なかったんですが、今頃になってポツンと出てきました。画面にはVH-1 CLASSICのロゴが入ってるから最近放送されたりしたんかな。1991年のSouthern Californiaでのライブで、映像のクォリティは文句ナシ。音質もよくはないけど問題なし。っつーか彼らのブートとしては文句ナシに決定版。カメラワークはあまり良くないけれどクレーンも使って撮影してるみたいだし素材としてはオフィシャルでリリースされてもおかしくないだけのレベル。というかCDで発売されたSWALLOW THIS LIVEと同じ音源な感じなので実際リリースする予定だったんだろうな。

そしてもちろん!そういう映像制作者側のレベルがどうのとか関係なく、ヘタッピ。さすが!と嬉しくなるぐらいヴォーカルも楽器陣もヘタッピ。彼らの場合、ヘタクソではなく、ヘタッピといいたくなるのが肝です。彼らにとって演奏力というのは高めるものではなく、愛嬌をふりまくためにあるのでこれでいいのです。

残念ながらパイロ炸裂な場面はあまりない(この時代にありがちな引きの画を効果的に使わないカメラワークのせいでわからないだけかもしれない)ですが、彼らならではのライブの楽しさ、楽曲の良さ、華やかさは存分に味わえる。オフィシャルリリースされたリッチー・コッツェン在籍時のライブもいいんだけど、やっぱFRESH & BLOODんときのツアーこそがPOISONのキャリアのハイライトだと思うので、このブートはかなり嬉しいです。

投稿者 trouble : 20:25 | コメント (1) | トラックバック

DVDも買ってました。

Stage of Consciousness / VISION DIVINE
Rockin' The Corps / V.A.
Used & Abused...In Live We Trust / IN FLAMES

まずはオフィシャル3タイトル。VISION DIVINEはこないだのアルバムをライブで完全再現したライブなんですが、映像がショボすぎ。ルッピたんの歌は凄すぎ。

Rockin' The Corpsはなんか米軍関連のイベント?GODSMACKとかKISSとかTED NUGENTといういかにもすぎるメンツが出てます。俺が買ったのはそこらへん目当てじゃなくて、Richie Samboraがヒューとおなじみのエヴァレットさん、そしてロレンザ・ボンズという女性ヴァイオリニストと出演して3曲プレイしていたから。演奏されたのはLivin' On A Prayer、It's My Life、Wanted Dead Or Aliveで最初の2曲はTHIS LEFT FEELS RIGHTヴァージョンに近いかな。なんかリッチーのヴォーカルはあんま調子よくない。

IN FLAMESのDVDはかっちょよすぎ。別項でレビュー書きます。

そしてここからはシビれるブートDVD3本。
Swallow This Live! / POISON
Keep The Fire Burning / STRYPER
Girls Girls Girls Tour / MOTLEY CRUE

わお!今は21世紀だぜベイビー!

投稿者 trouble : 20:04 | コメント (2) | トラックバック

CD買ってました。

Pinkshinyultrablast / ASTROBRITE.
Origo / BURST
Broken Social Scene / BROKEN SOCIAL SCENE
Life As A Spectatpr / CROSSTIDE
Armed To The Teeth / ABANDONED POOLS
2nd Round / AIRLESS

BURSTは例のタトゥー雑誌・・・ではなく、ISISだとかそこらへんの俺が好きそうな雰囲気だったので買ってみたんですが、少し整理されすぎな感じがあってちょっと期待ハズレ。もっと混沌としてるほうが好きだなあ。あとは全然聴いてないや。

投稿者 trouble : 19:24 | コメント (3) | トラックバック

2005年10月06日

鼻続報。

こないだもかいたように、1ヵ月以上経っても鼻にできたニキビが治らず、激痛を伴っているので意を決してお医者たまに行ってきました。よっぽどのことがない限り医者には行かないというか、中学以来歯医者以外行ったことない俺なのでめちゃめちゃドキドキします。

前に行っていた歯医者は普通の診療所っぽいのにいつ行っても患者も看護婦も居らず、歯医者さん一人だけで妙な静けさと緊張感が漂うとこだったんだけど、あんま医者に行くことがない俺はそれが普通なのかと思ってた。明大前のあの歯医者はきっと歯医者を模した何か他の施設なんだろうと思ってた。しかし、今日行ったお医者さんにはきちんと看護婦がいました!しかも若い!

という多分当たり前のことだけで喜びつつ、「ああ、これは鼻ごと切除しないとですね」とか言われるんじゃないかと思ってビクビクする小心者。

診察室に入ると小太りのお医者さんとエロそうな看護婦さんが一人というあまりにもAVなシチュエーション。いやそれが普通なのか。診てもらうと「これは・・・ニキビじゃないなあ・・・」「良性の腫瘍かも・・・」と言われ、不安が募る。やべーやっぱ鼻ごと切除だ走って逃げられるか出口はどこか確認しておこう(Sadao Escape Plan Pt.2)とドキドキしていると、「大分ちっちゃくなってきてるみたいだから取っちゃいましょうか」ときた。取るって一体・・・手術するってこと?と思ったらデキモノをピンセットみたいなのでつまんでむしりとるという超プリミティヴな手段でした。逃げる間もなくブチッと取られた。痛かった。かわいい看護婦さんの前で泣いた。情けない男だと思われてるんだろうなあ、キモいと思われてるんだろうなあ、ああ、もっと蔑んで!バカにして!踏みにじって!と俺が身をくねらせて煩悶している間にお医者さんは顕微鏡でそのむしりとった俺の分身を見てました。

脂とかではなく、垢?のようなものが毛穴の中に部屋を作ってそれが化膿したとかそんな感じじゃないか・・・と言っていて大して心配しなくていいようなムード。再発するようだったらまた来てくださいねー今日は塗り薬と飲み薬出しときますからーって軽い感じで言われたので大丈夫・・・なんだろう。

ちなみにその間俺の鼻からは血が出てて鼻の頭から時折滴れてました。「あ、そうだ、消毒しなきゃね」ってことで消毒液を塗られたんだけど、ちぎるときよりそっちのほうが痛かった。また泣いた。かわいい看護婦さんはそんな俺のことを弱虫だと思ってるんだろうなあハナミズまで出てきてなんて汚い小男なんだと心の中で罵倒してるんだろうなあああ、それを口に出して罵って!唾を吐き掛けて!とまたもや身悶えしていたところに優しく薬を塗ってくれました。

情けない姿をさらさなくてはならないし、弱音を吐くところを見られ、しかもそんな情けない自分を余裕の表情で、ときに笑みを浮かべられながらケアされる。どMには医者ってたまらないところなんだろうな。こったんあたりの上級者になるとやはり肛門科(女医)とかに通ってるんだろうか。

まあそんなこんなで現在鼻にバンソウコウです。取ってどうなってるか確認するのが怖い。どうやらまだ傷痕はグジュグジュしてるらしく、バンソウコウに血がにじんでる。これ乾いてからだとバンソウコウハガすときに痛そうだ。

投稿者 trouble : 09:29 | コメント (10) | トラックバック

2005年10月05日

VISION DIVINE / SKYLARK / DIVINEFIRE at 渋谷クラブクアトロ

久々のキモスパー大集合イベント。普段からキモスパることを心がけている俺ももちろん駆けつけました。前日の夜からクアトロで待ってたよ。っつーか開場前はクアトロ付近の磁場が狂ってました。

チケット売れてないみたいよ、と聞いてた割にはモサモサとキモスパーが集まってきていて十分な入りだったと思う。

DIVINEFIRE
2ndアルバムHEROはまあそこそこの出来だったものの、やっぱ1stはネオクラッシャー垂涎の素晴らしさだったしこの日一番楽しみにしてたのもDIVINEFIRE。とは言うものの、北欧のバンドですからライブかましてみたらスカイラークよりひでえなんてこともありえるんじゃないかと不安でもあったりして。前日のサウンドホリックイベントではアコースティックライブでしっかりした歌唱を披露していたらしいですけどあんだけ作りこんだサウンドをライブでどうするつもりなのかっつーのもあるし期待しないで臨みました。

が、これがなかなかどうして素晴らしいライブで。サンプルを多用しすぎるキライはあるものの、ドラムは安定して高い音圧を叩きだしていたし、ギターの音圧も十分(場所のせいでソロがほとんど聞こえなかったけど、俺はバッキングがやかましく聞こえるほうが好きだから問題なし)。そして何よりNARNIAのLONG LIVE THE KINGと刺繍されたジャケをまとったヴォーカルのクリスチャン☆シャイニング☆リヴェールが空回り寸前の気迫とベテランらしいフロントマンシップでいい意味で北欧のバンドらしからぬステージを見せてくれました。意外に「とにかくオマエラメタル好きだろ!」的なオーラ出しててよかったね。

まあリズムギタリストが担当するデス声があまりにもショボかったりヴォーカルがリズムを見失ったりするところもあったものの、こういうライブを斜に構えて後ろで観て揚げ足とるのはクソ評論家ドモにまかせておけばいいんですファンは楽しければいいんです。いやあWorld On FireとNever Surrenderの連発は燃えた。

SKYLARK
で、SKYLARKです。確かに妙な中毒性はあるものの、なんつーかこれって音楽としてっつーよりモンドカルチャーだよな。SKYLARKはピンクフラミンゴ。これで前後のバンドとDIVINEで結ばれました。

そんなことはどうでもよくて、ほんと酷い。なんかもうね、ネタとしてどうとか言っちゃいけないでしょ。こういうバンドがCD出すせいで他のバンドが契約切られたりすることもあるだろうし、いやまあこんなバンドに蹴落とされるバンドはまあどうでもいいんですけど、こいつらのために貴重な石油資源が使われているということをもっとみんな考えてエコロジーに目覚めようぜ。

なんか俺っぽさが激減したポタや、ドラムのプレイが意外とマトモなのもまた腹が立つ。指一本で弾けるちんちくりんなキーボードフレーズを軸に組み立てられるヘナチョコの代名詞のような音楽は聴いていて苦痛にしか感じない。そしてどこか勘違いしたフロントマン二人と脳内麻薬物質が異常分泌しておそらく痛みとか感じなくなっているであろうキーボーディスト。タッピングの意味がわからないベーシスト。ほんとその存在感は「SKYLARKのライブを観てガンが完治しました」とか「SKYLARKの音楽を聴いていたらアトピーが治りました」「彼女ができました」とかそういう雰囲気すら漂う胡散臭さ。もうさ、ネタだからとかそういうこと言って変に持ち上げるのやめようと。

ってのを年に1回ぐらい友だちとグダグダ言いながら観るのは、意外と楽しい。

VISION DIVINE
果たしてSKYLARKのことをどう思っているのか知りたいVISION DIVINE。知ってるんだろうか。

新作と同じオープニングのSEが流れてる中登場すればいいのにメンバー全員ステージに出揃ってからそのSEを流したもんで妙に間抜けなオープニングになり、どうなることかと思ったんだけど、このバンドはルッピたんに尽きました。すげーわ。苦しそうになることなく伸びるハイトーンと安定した音程で「俺は歌でメシ食ってんだよ」っつー説得力がアリまくり。ミスやトラブルを適当に冗談に変えて笑い飛ばせる機転の利き方やステージングなどからかなり経験を積んでることもうかがえた。なんでこのバンドにいるんだろ。

その一方でバンドはなんかチグハグ。ルッピたんが観客を二手に分けて掛け合いさせようとしているところにドラムがカウント刻んで曲に入っちゃったり、MCの途中で曲を始めたり。んでもってメインギタリストでリーダーのオラフ・トーセンの「チューニング狂ってるの?それとも間違ったポジションで弾いてるの?ってぐらい外れた音程で弾くソロ」とかもう酷すぎ。あんま巧いとかヘタとか気にせずに「ギターはバッキングの音がデカければいい」っつー俺でも勘弁してって思ったもん。ドラムも同じく「巧いヘタ関係なく音がデカければいい」って俺には音圧が低くて物足りなかった。ベースだけは今日出た3バンドの中ではきちんとベースとして機能してて気持ちよかったけど。

それでもそんなことはどうでもいいってぐらいルッピたんの歌が素晴らしくて観終わった後には高揚感しか残らず。La Vita Fugge(これライブで聴いたらめちゃめちゃ燃えた)のラストのロングシャウトはさすがに後半キツそうだった(というか音外れてた)けど、とにかくずっと彼の歌を聴いていたい!と思わせてくれるライブで大満足。

会場でも売ってたけど今日ダブルポイントだし、と終演後ダッシュでHMVに行ってDVDを購入。定価が5500円もする割にはすげーショボい映像素材でちょっとガッカリ。そのショボい映像とルッピたんの異様な歌の巧さが全然マッチングしてなくて変なムード醸し出してる。

開演前は昼間買ったIN FLAMESのライブDVDを早く観たくて「ライブよりDVDみてー」とか思ってたんだけど始まってみたらDIVINEFIREもVISION DIVINEのルッピたんの歌も素晴らしくてものすげー充実したイベントでした。

投稿者 trouble : 23:35 | コメント (4) | トラックバック