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2006年03月19日

PEEPING TOM情報

peepingtom.jpg

随分前から噂されていたマイク・パットンの新プロジェクト、PEEPING TOMのリリースがアメリカで5月30日、日本で5月31日に決定したようです。ソースはココ。ポップアルバムということでパットンの歌が存分に楽しめそうです。わーい。

2001年当時からこのプロジェクトは存在していてネットでデモが流れていて俺も7曲聴いたんだけど、Mr.BUNGLEのムーディーなパートとX-ECUTIONERSを足して2で割った感じの雰囲気だった。確かにポップではあったけれどあまりピンとこなかったんだよな。果たして当時から5年の間にどのような変化があったか、めちゃめちゃ楽しみです。

んでもってトラックリストとゲストは以下の通り。

(01) Five Seconds (featuring Odd Nosdam)
(02) Mojo (featuring Rahzel and Dan the Automator)
(03) Don't Even Trip (featuring Amon Tobin)
(04) Getaway (featuring Kool Keith)
(05) Your Neighborhood Spaceman (featuring Jel and Odd Nosdam)
(06) Kill The DJ (featuring Massive Attack)
(07) Caipirinha (featuring Bebel Gilberto)
(08) Celebrity Death Match (featuring Kid Koala)
(09) How U Feelin? (featuring Doseone)
(10) Sucker (featuring Norah Jones)
(11) We're Not Alone (featuring Dub Trio)

ほんとすげー人脈だよなあ。ノラ・ジョーンズまで参加してやんの。

投稿者 trouble : 14:23 | コメント (17) | トラックバック

2006年03月17日

EDGUY & SAVAGE CIRCUS at 恵比寿リキッドルーム

EDGUY二日目行ってきた。初日もチケットをただでもらったので行って来たんですが、SAVAGE CIRCUSもEDGUYもなんだかなあって感じでした。EDGUYはやっぱ新曲がつまんねーっつーかなんつーか。お客さん少なくて見やすかったことがよかった点でした。

だから今日もまったく期待してなくて、また似たようなライブ見なきゃいけないのかあぐらいの超やる気ナシモード。しかも風つえーし。

昨日はSAVAGE CIRCUS開演前のBGMはツェッペリンだったんだけど、今日はL.A.METALコンピレーション。RATT、DANGER DANGER、W.A.S.P.、SKID ROW、MOTLEY CRUE、CINDERELLA・・・という俺のような選曲で、おばさんおじさんが喜んでました。

7時キッカリに始まったSAVAGE CIRCUS。直前になって中心メンバーのトーメン・スタッシュが急病になるっつートホホな事態。代役が元GAMMA RAY、IRON SAVIORのトーマス・ナックていうまったく期待できない雰囲気だったんですが、ライブもやはり微妙で。ヴォーカルは素人クサイパフォーマンスながら歌はしっかりしてて、今後が楽しみ。顔はマティアス・エクルンドと兄貴を足して2で割った感じ。

全体としては音のバランスが最悪で低音がグアングアン言ってて聴きづらいことこの上なし。ギターの音をはじめ、音量がデカいのはいいんだけどさ。トーマスのドラミングも「クリック聴きながら一生懸命合わせてます」て感じでそれなりにタイトではあるんだけどやっぱ急造っつー雰囲気は拭えない。迫力はまったく感じられないドラミングだったなあ。

あとは曲がちょっとキツかった。なげーしなんかどれも同じような感じで。いやジャーマンメタルに「どれも同じような感じじゃないもの」を求めちゃいけないのかもしれないけど曲の途中でダレちゃったりしたよ。

それでもヴォーカルのパフォーマンスを含めて初日より二日目のほうがよかった。ライブの主導権を握ってるのは完全にピート・シルークで、コーラスもパフォーマンスもヴォーカルなんかより全然存在感アリアリ。ベースもIRON SAVIORだしEDGUYのツアマネもIRON SAVIOR・・・ってことで二日目はヴォーカルとサイドギターを引っ込ませてアンコールでIRON SAVIORの曲を演奏。それでいいのかって感じもするけどSAVAGE CIRCUSの曲よりもいい演奏だったのいいか。

20分ほどのインターバルを挟んでEDGUY登場。オープニングは新曲でなんだかツカミはよくないんだけどお客さんは大盛り上がり。女子多い。2曲目のSacrificeはイントロとかすげーライブ栄えすんだけどやっぱサビで肩透かしを感じたりする。ただ、3曲目のBabylonあたりから会場の盛り上がりは高まる一方。コール&レスポンスのあと曲に戻るタイミングとか、客へのアピールのうまさみたいな、トビアスのフロントマンとしての存在感によるところが大きい。つまらない曲を「いい曲」には変えられないけど「楽しい曲」に変える力には恐れ入った。

まあその楽しさってのもときに俺みたいな屈折して家でUnbelievable Truthを聴いてベソを書くようなウジウジ君にとっては健康すぎてビミョーに抵抗感を感じたりもするんだけど、それは飽くまで好みであって、この楽しさっていうのはもっと多くの人に認められて欲しいと本気で思う。ここまでのパフォーマンスを見せられるとトビアスの「次は武道館で!」って言う発言も全然冗談には聞こえなくて、むしろ「ほんと武道館で観てみたい」と思うし武道館でやっても盛り上げられるだろうなって思う。

ただ、希望をかなえるためにはまだまだ足りないんじゃないかって思うところもいくつかあって、王道路線だろうとメロスピ路線だろうとどっちでもいいけど「曲の出来にムラがありすぎる」っていうところはまあおいとくとしても、やはりライブになるとトビアスに対抗できるぐらいの強烈な存在感のギタリストがいたらなって思ってしまう。イェンスは多分キャラとかは女の子にも愛されるだろうしいいんだけど、ことギタープレイにはどうも存在感がなくて「ここで盛り上がるソロが欲しい!」とかミッドテンポの曲での「体をグイグイ引っ張るグルーヴが欲しい」とかそういうのにことごとく物足りなさを感じてしまう。Fucking With Fireは新譜でWasted Timeと並んで好きな曲なので(WARRIORのFighting For The Earthみたいでよくね?)やってくれたのはめちゃめちゃ嬉しかったんだけど、ギターがもっと体を揺すぶってくれたらって思ってしまった。ミッドテンポでも魅力ある曲を書けるのがこのバンドならではの強みだけど、それをライブでさらに一段上に持っていくだけのギターの肉体的なセンスと、楽曲の中に、そのパートにくると会場に歓声が起こるような強烈なギターソロ(速いとか正確とかそういうのとは別な意味での)が欲しい。フェリックスのドラムはラウドだしキレもあるしで本当に素晴らしいだけに、ギターがもっと存在感を出してくれたら。もしそこがクリアできたらほんと無敵だと思うよ。

まあこういうのってギターヒーローがいるバンドを聞いて育ったおっさん世代の「粗探し」のような要求なんだとも思うんだけどさ。今のままでも本当に彼らのライブは魅力的で、IRON MAIDENのように「音楽嫌いだったのにライブで見たらその音楽が素晴らしくて好きになった!」と言うところまではいかないものの、部外者からしてみても「バカにしてたけどこんだけのライブやられたら認めざるを得ない」と思ってしまうだけの説得力があると思う。会場でのこれだけの一体感、とにかく楽しい!っていう雰囲気は、93年ぐらいのBON JOVIに相通ずるものがある気がする。そんなことを感じさせるぐらい楽しいライブでした。

投稿者 trouble : 23:42 | コメント (3) | トラックバック

2006年03月05日

HELLOWEEN and PRIMAL FEAR at Club Citta' 川崎

今回のHELLOWEENは新作があまりピンとこなかったので正直観なくともいいかなあ、と思ってたんだけどPRIMAL FEARの新作にちょっぴりハマってしまったので行くことにしました。ZEPPに行きたかったけど日曜日じゃないと行けないスケジュールだったので、頑張って川崎まで。相変わらず人々の雰囲気がなんつーか、すげーよね、川崎は。

ソールドアウトだってことでギッチリ詰め込まれて、隣の人の腕毛から滴る汗が全部俺のセーターに吸い込まれて変な化学反応起こして有毒ガスになって俺死ぬんじゃないかとかドキドキしてたんですが、後ろのほうは意外と余裕があってノンビリ観戦できたよ。

PRIMAL FEAR
時間通りにスタート。ラルフはほんとにマッチョだった!スキンヘッドだった!っつーかバンドの音ちいせえ!演奏力に悪い意味での定評があるHELLOWEENですから、前座にマトモに演奏されたらたまりまへんがな、ということで音量しぼってたんでしょうか。特にギターのザクザク感、エッジに物足りなさを感じる音だった。

ラルフは怪鳥音出して楽しそうだったけど、あんま好みじゃなかったりする。マッチョのハゲが裏声出して歌ってるのを大の大人が喜んでいるという画は、冷静になってみるとどこか倒錯した世界を感じます。いや別にいいんだけど。ただ言ってみたかっただけ。日本語で歌った曲は音程ボロボロでした。

あとはやっぱ曲にあんまのめり込めないというか、パッと聴きは良さそうなんだけどその実深みに欠けるというか飽きてしまう曲が多い気がする。「この曲がよかった」ってのがあんま残らないんだよなあ。

でもまあなんだかんだで冠のつかないメタルっぷりは好きだし、ランディ・ブラックのドラミングがかっちょよかったしで観れてよかったです。

HELLOWEEN
PRIMAL FEARが終わってから30分ほどしたところでショウのスタートを告げるAC/DCのFor Those About To Rockが流れ、曲のエンディングにかかったところで暗転。ステージ上には布かぶったオッサンがとことこ出てきて本を読んで帰るという文章にすると意味のわからない、でも会場の皆さんには興奮を喚起する演出があったらしいですが僕はおちびさんだったので見えなくて、気が付いたらステージの左右高いところにメンバーが立ってました。

アルバム通りいきなり長ーいThe King For A 1000 Yearsでスタート。いつものライブと同じように「うわっ!演奏ショボっ!」という衝撃が襲ってくる。これだけベテランになっても一向にライブの音に説得力が出てこないってのはすごい。LOW-FI魂。

2曲目にEagle Fly Free。毎回HELLOWEENのライブ観て思うけど、多分今のキスケよりアンディのほうが絶対マトモにこの曲歌えると思う。演奏はグダグダでもやっぱこの曲は燃えてしまう。いまだにメロスピでこの曲超えて好きな曲って出てこないなあ。出てきてないかな。出てきてるかも。わかんない。んでもってKeeper Of The Seven Keysも燃えてしまう。アンディのジャケがPINK CREAM 69時代のじゃん!Sings Of Dangerやってくれ!とムダに思ったり、演奏がどーのとか音がどーのとかアンディが今までしぶとく持ちこたえてきたけどついにハゲが目立つようになってきたとかいろいろ言いつつも燃えてしまう。長さを感じないいい曲だなあ、と思う。おそらくアンディの歌唱にはまた怒る人がいるんだろうけど、なぜか俺は平気です。A Tale That Wasn't Rightも格段好きじゃなかったのにアンディの声で聞いたらいいと思えたし。ヴァイキーのギターがよかったです。

アンディの歌が平気なのってキスケをあんま好きじゃないからなのかなあ。キスケってライブだと音程が甘いというか低音から高音に上がるとき一瞬上がりすぎて、一瞬微調整するじゃん?(というのをアタマで想像したらマトスになった。おかしいな)あれがなんかヨレっとした印象であんま好きじゃないんだよな。

そんな感じで前半は意外と楽しく過ごしていたんですが、新作のOccasion Avenueあたりから大分疲れが出てきたのかかったるくなってきた。ドラムソロもギターソロも趣向を凝らしてああいうことやってんだろうけど、もうなんかダルくて。やってる曲はMr. TortureとかPowerとか好きだし本編ラストにやったInvisible Manは意外といい曲じゃんとか思えたんだけど、なんかもう楽しめなかったというか。それが疲れによるものなのか演奏のグダグダっぷりによるものなのかはわからないけど。でも疲れ関係なく毎回ライブ観るたびに後半はこんなムードになってるので俺のせいじゃなくてバンドのせいに違いない。そうだ!俺は悪くない!

そしてアンコールは奇跡的につまらないMrs. God、今更どうでもいいI Want Out、Dr. Stein(元々キライ)っつー強烈な3連発。2時間以上の長丁場のエンディングを凄まじい負のインパクトで締めくくってくれました。いやー長かった。もう絶対HELLOWEENのライブなんか来ないぞ。でもきっと来ちゃうと思う。

投稿者 trouble : 22:16 | コメント (115) | トラックバック

2006年03月02日

EXTREME THE DOJO Vol.15 at 渋谷O-EAST

この日の開演時間は6時15分ということで、きっかり定時にあがってやる!と気合を入れていたにもかかわらず、さあ荷物を持って出ますよ、というところで捕まってしまい、そのまま40分ぐらいお話。ひえーとばかりに電車の中でも全力疾走して渋谷に着いたんだけど、今度は雨降ってるし。このメンツの中で一番楽しみにしていたEXODUSに間に合わない!なんかもうめんどくなってきた!帰ろうかな!とか思いながら会場に駆け込みました。

したらなんとか間に合ったみたいで、ロッカーに荷物をしまっているときにオープニングのSEが聞こえてきました。わーい間に合った!と急いでフロアに行ったんですが、1曲目の途中で「あれ?ロッカーの鍵がねえ・・・なんで?」と思ってポケットをいろいろまさぐる。やっべー落としたのかなあ、と思ってロッカーに入れてからのことを思い出してみたんですが、どうも鍵を閉めた記憶がない。お金を入れて、鍵を抜く前にほんとにもう閉めて平気か確認して・・・そのまま急いで出てきたみたい。

うわーどうしようでも戻るのめんどいなあ、誰も取らないよなあ、とかいろいろ考えたんですが、変にドキドキしながら観るのもイヤなもんで、もう一回走ってロッカーまで行って鍵を閉めて(やっぱり忘れてた)改めてライブに臨みました。という、小物かつマヌケな俺らしいエピソードでした。

EXODUS
こないだの来日公演は観れなかったんで楽しみにしてたんだけど、新加入のヴォーカルの「5歳の幼女をトレーラーハウスに引きずりこんでます」みたいなホワイト・トラッシーなルックスとそのルックスそのまんまの存在感が際立ってておもろかったです。

クランチーなギターは本当に気持ちよく、そりゃフロアも大騒ぎさ!て感じ。いやそれにしてもドラムのヌケとキレの良さはそれ以上にかっこいい!と思ってたらポール・ボスタフだった。なるほど(知ったかぶり)。
そんなわけで、しょっぱなのバンド(いやEDGE OF SPIRITが最初か)からこんな強烈に叩きつけられたら後のバンドは苦労するだろうなあ、と大きなお世話なこと考えてました。ひょっとしてすげー時間短い野中と思ってたんだけど1時間やってくれました。

NILE
新作が俺でもかっこいいと思える出来だったのでこれもまた楽しみにしてました。サウンドチェックでドラムがありえないブラストかましたり、開演前からなんか凄そう・・・というムードプンプンだったんですが、実際は・・・キツかったです。いやそのサウンドチェックのときに感じたドラムのアホスゴさはライブ本番でも変わりなかったんですが、観ていた場所が悪かったからかバンド全体となると何やってんのかさっぱりわかんない、て感じだった。何度か「あ、ここかっこよさそう!」みたいなとこはあったんだけど、途中から疲れたこともあってぼへーっと観て終わってしまった。

なんかヴォーカルをとる3人はみんな同じ声に聞こえた。あんま3人で歌う意味ないんじゃねーかとか思ったけどああいう声出すの大変そうだから3人いると楽なんかね。

ど-うでもいいですよ。「ベースは顔つきや表情とか扇風機ヘドバンなんかも含めてどっかジェイソン・ニューステッドみたいに見えた」という報告。

THE HAUNTED
そんなNILEでなんかグッタリ疲れてしまって休憩時間は力石徹との試合を終えた矢吹ジョーみたいになってて「THE HAUNTED60分やられたらつれーな・・・」とか情けないことを思ってたおっさんです。

で、ライブが始まったときも音の迫力が上記2バンドと比べて落ちることや、出戻りヴォーカリストピーター君の体型・動きがテレビで観た中国奥地で見つかった野人と人間の間に出来た人、みたいな動きだったことからこらキツいわーと思ってしまいました。でもEXODUS、NILEの後にこのバンドの音楽聴くとなんかもうネオクラなんだよね。アルバム聞いたときは全然そんなこと思わなかったんだけど、ギターソロだけじゃなくて曲の中に叙情的なパートがしっかりあって。CDで聞いてたときは全然そういうとこ意識しなかったんだけどなあ。ということでとっとと取り込んで聴きなおすことにします。

ピーター君も喉から血が飛びそうな絶叫を聞かせてくれたし、すげー楽しめたライブでした。

投稿者 trouble : 23:46 | コメント (1) | トラックバック

2006年03月01日

THE RASMUS at 渋谷Duo

なんか全体的にスケールアップしたアルバムの出来とは裏腹に、前作がリリースされたとき、そして初来日公演のときと比べるとなんとなく盛り上がりに欠けるムードなTHE RASMUSの来日公演に行ってまいりました。

会場のDUOは初めて聴くとこだなあ、と思ったらO-EASTの1階でした。でもロッカーはなし、クロークはちっさいビニール袋1枚で500円となんかヒドイ感じ。段取りも悪そうで「引き取るときはもっと大変です」なムードがプンプンだったので、荷物は持って入ることに。

中に入ってみると、天井は低いものの、横幅はO-EASTと同じぐらい?想像してたより広かった。でも何はともあれフロアに柱が立ってるってのがムカつく。なんでこういうとこをライブ会場にすんのかな。客入りは勝手に寂しくなると思ってたんだけど開演時間直前には満員に。女子ばっかかなあと思ったら意外と男子も多い。とりあえずかなりステージが低いみたいなのでこらおちびさんな僕にはキツそうだなあ、とグッタリしながら待つ。しかも暑いよ!こういうときは2階に座ってるライターさんたちが恨めしいです。

7時を過ぎたところでBGMのWelcome To Jungleが唐突に切られ、客電が落ちて新作のNight After Nightでライブがスタート。前回は、演奏はうまかったものの、あまりのそのうまさが逆に優等生ぽくてケッとか思っちゃったんだけど、今回はもうそういうもんだとわかっていた分素直に曲と演奏の素晴らしさを楽しんでまいりました。偉いなあ。変に評論家ぶってロックとはそもそもとか言うようになったらオシマイですよね!

DEAD LETTERSからのキラーチューンを挟みつつ新曲を中心としたセットリストは、前回の来日公演よりさらに強力になった感じ。とにかくやる曲やる曲とにかく劇メロの嵐って感じで。前作と比べてキラーチューンが少ない、とかほざいてた俺ですが、新作の曲はライブで聴くと細部のアレンジがとにかく緻密というか、ここでこうくるとこんなにグッとくるのか!みたいな惹きつけっぷりがより一層強調されててよかったです。まさに職人芸。

Last Generationのイントロの重さが足りなかったり、メタルな俺にはギターの淡白さが物足りなかったりするんだけど相変わらず躍動感のあるリズム隊が引っ張り、アルバムよりもダイナミズムを感じさせる演奏で聞いていて非常に心地よい。ラウリのヴォーカルも相変わらずの反則声質。一瞬のブレイクや間の取り方も「長年同じメンツでライブやってきたんすよ」ってのがよくわかるバッチリっぷりでほんと「バンド」な感じなんだよね。

ライブ中盤に設けられたアコースティックセットではINTO収録の藤木メタルHeartbreakerも1コーラスやってくれたし、Chillも聞けた。Funeral Songも素晴らしかったなあ。ということで、楽しいライブでした。腰痛くならなかったよ。

投稿者 trouble : 22:08 | コメント (1) | トラックバック